半分がオスで半分がメス。遺伝子変異が起こした雌雄モザイクは、甲殻類や鳥類をはじめ自然のいたるところで見ることができる。この現象は雌雄二型(オスとメスで外見上の違いがあること)を示す仲間が多い蝶では特に目を引く。 このトリバネチョウは明るいオスの羽と、暗いメスの羽を備える。2011年には雌雄モザイクのナガサキアゲハがニュースとなった。 写真家のロバート・クラークは生命の神秘的な進化の姿を写真に収め、写真集Evolution: A Visual Recordで発表した。彼は身の回りを取り巻く進化の事例に真摯に向き合っている。