兵庫県西宮市の今村岳司市長は4日、「テレビの取材時に広報課が(取材の様子を)撮影したビデオは公文書にあたり、情報公開の対象になる」ことを明らかにした。同日開かれた市議会の四津谷薫議員(無所属)の質問に答えた。 ただ、市は「記者の個人情報や、個人や企業の不利益にあたる情報は公開されない」との見解を示し、公開方法については「記者の顔などの映像の加工などの方法は決まっておらず、検討する」とした。これを受けて同日、広報課が撮影したビデオの情報公開請求が5件あった。 今村市長は、これまでに「偏向報道を受けての今後の報道対応について」という文書を発表。文書では、「テレビ取材を受ける際は、広報課が立ち会い、ビデオ撮影を行う」と示しており、すでに4社の取材に対しビデオ撮影したという。