米国のジョン・F・ケネディ元大統領(1917~63年)は、日本とも意外な縁があった-。没後五十余年を経た今なお人気が高い同大統領の演説草稿など約160点を集めた「JFK-その生涯と遺産」展が、東京・北の丸公園の国立公文書館で開かれている。 同館と米ジョン・F・ケネディ大統領図書館・博物館が主催。同大統領の長女のキャロライン・ケネディさん(57)が現在、駐日米大使を務めていることなどから企画された。 ケネディは60年に米史上最年少で大統領選に当選し、暗殺されるまで1千日あまりの在職中、キューバ危機での米ソ核戦争の回避やアポロ計画の着手など、さまざまな重大決定を下した。その46年の生涯を、直筆で修正を入れた演説草稿などの外交文書や遺品、写真を中心に紹介している。 目玉は、米側から貸し出された資料類。ヤシの実を加工したペーパーウエイトは日本初公開で、米側によると、国外持ち出し自体初めてという。表