高木毅復興相(衆院福井2区)が、崖っぷちに追い込まれた。自身が代表を務める政党支部と資金管理団体が、選挙区内で行われた葬儀に、香典などを支出していた問題で、政権与党の幹部から「説明責任を果たすべきだ」との意見が相次いだのだ。ハレンチな「下着ドロボー疑惑」は静観していたが、来年1月召集の通常国会前に、自ら閣僚を辞任することを促したといえそうだ。 政治資金収支報告書によると、高木氏が代表である「自民党福井県第三選挙区支部」と、資金管理団体「21世紀政策研究会」は2011~13年、香典や枕花(まくらばな)代として計18万4000円を支出していた。 公職選挙法は、政党支部や政治団体、議員が選挙区内で香典などを出すことを「違法な寄付」(第199条)として禁止しており、これに抵触する可能性があるのだ。 週刊誌が報じた約30年前の「下着ドロボー疑惑」については、「そういった事実はない」と否定してきた高木