「フェイスブックが表現の自由を侵害した」として、フランス人ユーザーが同社を訴えていた件で進展があった。この訴えはパリにあるフランスの裁判所の判断をあおぐことになる。 問題となったのは19世紀のフランスの絵画「世界の起源」に関連した投稿だ。「世界の起源」は写実主義の画家として有名なギュスターヴ・クールベの1866年の作品で、女性の局部が詳細に描かれている。 パリのオルセー美術館に飾られている「世界の起源」を写真に撮り、フェイスブックに投稿した学校教師のフレデリック・デュランは2011年2月、何の予告もなくアカウントを停止された。デュランはこの件でフェイスブックを訴え、6年以上にわたりその司法権をめぐる検討が重ねられてきた。 フェイスブック側はこの訴えの審理がフランスで行われることを防ごうとしてきた。なぜなら、現在59歳のデュランはフェイスブックの利用規約に同意の上でアカウントを開設しており、
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