今年3月に自殺した財務省近畿財務局の男性職員を巡り、父親ら遺族の代理人弁護士は10日、月刊誌「文芸春秋」5月号の父親が語った内容だとする手記に関し「取材目的との説明がないまま発言した内容を無断でまとめており、記事掲載も了承していない」として、発行元の文芸春秋に抗議文を送ったと明らかにした。 記事は「息子は改ざんを許せなかった」との表題で、父親が職員の人生や自殺した前後の様子などを述べる内容になっている。 文芸春秋編集部は「適切な取材をして掲載した。原稿を本人に確認いただいている」とのコメントを出した。
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