女優やタレントとして芸能活動をしている元アイドルデュオ「Wink」の鈴木早智子が、報酬が未払いのままだとして、かつて所属していた芸能プロダクション「エグゼ」(東京都港区)と同社の代表に支払いを求めた訴訟の判決で、東京地裁は17日、請求通り約205万円の支払いを命じた。 判決によると、鈴木は2008~13年、同社に所属。報酬の支払いが滞ったため、15年に未払い分として「300万円の支払い義務がある」との和解契約を結び、これまでに約95万円だけを受け取っていた。 同社側は契約の有効性を争ったが、杜下弘記裁判官は「代表は契約通りに支払えないことを謝罪するメールを送っており、意思に反して締結された契約とは言えない」と指摘した。