元生徒側への対応を記した県警の内部文書。元生徒が「足蹴りしていた事実がある」と記載されている(一部加工処理をしています) 川口市立中学校に通っていた元生徒(17)=現在は高校生=がいじめで不登校になった問題で、県警が作成した内部文書に虚偽の内容が記載されている疑いがあることが19日、関係者への取材で分かった。この文書は係争中の裁判に証拠として提出されており、判決の行方にも影響を及ぼしかねないだけに、元生徒側は「県警は早急に誤りを認めて訂正してほしい」と訴えている。(竹之内秀介) 元生徒側はサッカー部に所属していた平成27~28年、部活動中に他の部員に引きずられるなどのいじめを受けて、不登校になったとして、市に損害賠償を求めている。元生徒側は28年10月に武南署にいじめの被害届を提出。一方の加害生徒側は引きずる前に「元生徒に先に蹴られた」などとして、いじめではないと主張していた。 元生徒側に