小渕内閣で官房長官だった野中広務氏から内閣官房報償費(機密費)を受け取ったと公言している軍事アナリスト小川和久氏が中国新聞の取材に答え、内部チェックがなく支払われる機密費の実態を明かした。主なやりとりは次の通り。 <関連記事>機密費「汚職の温床」実感 野中氏から150万円受領の小川氏が証言 領収書不要 運用見直しを進言 ―1999年7月に国の沖縄振興開発審議会の専門委員に就きました。機密費を受け取った経緯は。 同月16日に事務所に外務省の職員が来て「野中先生が『お渡ししてほしい』というものがある」と言って封筒を出した。