同じ文章を読んでもなにが読み取れるかは全然違う 同じ文章を読んでも、そこから何が読み取れるかは、人によって大きく違います。それを「読め方」と呼びましょう。 本や雑誌を人の2倍(たとえば年間100冊でなく200冊)読むことは容易ではありませんが、1冊から面白い点を人の5倍見つけることは十分可能です。いや、10倍だって可能かもしれません。 だとしたら、最後に大きな差を生むのは、読む量や読み方ではなく「読め方」なのでしょう。私はここが、ちょっと得意だったりします。 たとえばこんな文章があったとしましょう。「日経ビジネス」(2015.6.22)でのYKK特集記事『高品質の“呪縛”、「量」で断ち切る』です。6頁にわたるその記事の概要はこうです。 リード:ファスナー世界最大手が、「質」に加えて「量」も追求する戦略へとかじを切った。品質の良さを武器に金額で世界シェア4割を押さえたが、数量では2割に留まる
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