朝日新聞の記事によると, 北陸先端科学技術大学院大学などが認知症施設(グループホーム)向けに官学で取り組んできた「見守り支援システム」に関する研究に対して, NPO法人・全国認知症グループホーム協会が実用化しないよう申し入れる予定であるらしい。 関連すると思われる研究の論文(※閲覧は有料です)などをもとに,この「見守り支援システム」の機能をおざっぱに説明すると, グループホームと呼ばれる自宅改造型の施設内において,リビングルームや廊下,玄関などの比較的パブリックな空間にネットワークカメラを仕掛け, それらカメラから配信される映像を,台所など,介護者の作業することの多い場所におかれたモニタで閲覧することが出来るという単純なものらしい。 ただ,カメラを使っているとはいえ,1.映像(動画)は記録せず,また,2.閲覧は施設内限定で入居者と見知った介護者がおこなう,その2点によって,“監視”ではなく