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ブックマーク / techon.nikkeibp.co.jp (10)

  • 思索の副作用

    ニュースが溢れている。追うまでもなく、いくらでも降ってくる。ノックもなしに、いきなり上がり込んでくるやつまでいる。それをつまみいして、いつも満腹になった気でいようというのが、当世流なのかもしれない。 だからこそと、天邪鬼の私は思う。ニュースというどこかで起きた事実をなぞっていくのではなく、それを一度は腹に入れ、自分の脳みそをもって思索にふけってみる。それが、大切なことなのだと思う。別に証拠はないけれど。 ところが、都合の悪いことに「下手の考え休むに似たり」などという諺がある。さらには「ごまめの歯ぎしり」とも言う。それをひっくるめてやろうとしてい るわけだから、とても威張れたものではない。それを知りつつメゲない気概を買って、多少の暴論妄言はお許しいただければと、伏してお願いする次第である。 仲森智博 (なかもり・ともひろ) 編集委員(電子機械局) 1959年生まれ。早稲田大学理工学部

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    sato-gc 2010/05/17
    最近のは読んでるけど、昔のもあとで読む。
  • ベンチャー創業を支援するエンジェルをみた - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    先日,PHS向けチップセット/モジュールを手かげられていているエイビットの代表取締役 檜山竹生氏にお会いする機会がありました。同社はウィルコムのPHS通信モジュール「W-SIM」のほか,そのモジュールに内蔵するASICまで自社開発するなど,通信技術を強みとした企業です。また,半導体事業だけでなく,W-CDMAやLTE向けのエアプロトコル・アナライザなど通信関連の計測器事業も手掛けられています。 檜山氏とは「日における技術ベンチャーの在り方」といったテーマで,少しだけお話させて頂いたのですが,同氏の論は明快でした。それは「黒子に徹する」という哲学です。 「日は目立ってはいけない文化。成功した人を妬む傾向が強い。ベンチャーだってそれは同じ。大企業と良好な関係を構築しつつ,その黒子に徹するのが最適」ということです。 米国のシリコンバレー型ベンチャーのように,ベンチャー・キャピタル(VC)が1

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    sato-gc 2009/12/22
  • 60歳を超えても熱く生きるために - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    弊誌2009年11月16日号の特集「技術者サバイバル」では,さまざまな技術者に出会い,お話を聞きました。そのうち,ページ数の関係で泣く泣く誌に掲載できなかった話があります。個人的にはすごくためになると思ったので,ここで紹介させてください。 山内俊之さんは元ソニーの技術者です。既に定年を迎えて,現在はコンサルタントとして活動しています。日経エレクトロニクスでは2002年に,ソニーで小型機器に搭載する切手大のチューナー・モジュールを開発した山内さんに取材しています。そうした関係などもあって,ご自身の技術人生について聞いてみました。 山内さんは,松下通信工業(当時)や芝電気(同)などを経て,27歳でソニーに中途入社しました。ずっとVTRなど映像関係の仕事に携わってきたので,「ソニーで勉強させてください」という気持ちだったそうです。同社でベーターマックス方式のVTRやテレビデオなどの開発を担当

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    sato-gc 2009/11/16
  • 技術者のキャリア構築力は「1418円」で高められる - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    「え〜君,明日からわざわざ毎日会社に来て仕事しなくていいよ。機材や書類は必要に応じて提供するので,よろしく」。結局のところ,技術者としての真価は,こう会社から言われたときに「やった!」と思えるか「げげっ」となるかに表れるんじゃないでしょうか。 藪から棒にすみません。最近,これから書く特集で頭がいっぱいなもので。 特集とは,電機・精密・半導体・電子部品関連の日系企業に属する35歳以上の技術者を対象に,その転職や再就職について考察するものです。「リーマン・ショック」などと呼ばれる金融危機に端を発した経済不況から,大半の企業が事業のリストラを断行せざるを得ない状況に直面していることが,背景にあります。 残念ながら人材ビジネス業界では一般に,こうした人々の転職能力は低いとみられています。かつての優良企業に属したからでしょう,自分の職分をいかに得るかを考え抜いてこなかった人が目立って多いといいます

  • 「CELL REGZA」の驚きと疑問 - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    2009年10月6〜10日に幕張メッセで開催中の「CEATEC JAPAN 2009」。今回のCEATECで注目を集めたAV機器の一つは,東芝が発表した55型の液晶テレビ「CELL レグザ(REGZA) 55X1」でしょう(Tech-On!の関連記事1)。同社とソニー,米IBM Corp.と共同開発したマイクロプロセサ「Cell Broadband Engine(以下Cell)」を搭載しており,東芝 デジタルメディアネットワーク社 社長の大角正明氏が,「テレビの概念を変える」と意気込む製品です。 “東芝渾身の一作”とも言えるCELL レグザに関しては,いくつかの驚きがあります。まず一つが,CEATECにおける東芝ブースの展示です。例年,同社のブースは「デジタルネットワークステージ」と「電子部品・デバイス&装置ステージ」の二つに分かれていました。前者は液晶テレビやDVDレコーダーを始めとする

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    sato-gc 2009/10/09
  • ソニーの画期的カメラ・スタンドは”放課後”つくられた - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    人物撮影時に,撮影者はそうとう邪魔である。子供がいる方なら分かってもらえるだろう。カメラを向けない時,子供は良い表情をする。こうした当たり前すぎて欠点と十分認識されていたか定かでない課題に,正面から立ち向かい解決した商品。それがソニーのカメラ・スタンド「IPT-DS1」である(関連記事1,2)。 IPT-DS1と設置したカメラ体は,回転(パン),角度調整(チルト),ズームを実行。構図を調えた後,シャッターを自動的に切る。JPEGデコードが極めて速い「PS3」で再生すれば,撮り方によっては数百枚になる撮影枚数も,なんら重荷にならない。それ故,「パーティーショット」という愛称が付くIPT-DS1だが,「ハレ」以上に「ケ」の中の心惹かれる一瞬を収めてくれるのではないか,という期待を抱かせる。IPT-DS1の発売を報じた記事に付いた「画期的」というコメントがよく似合う商品だ。 ここでは紙(日経エ

  • 高速道路無料化でETCはどうなる? - クルマ - Tech-On!

    衆議院選挙の結果、民主党に政権が移ることが決まりました。民主党は、「高速道路の原則無料化」を公約に掲げているほか、新聞報道では「2010年度予算を白紙撤回して見直す」ことを表明しています。国の事業展開を前提に事業計画を練っていた、ETC車載器や次世代ETC車載器(ITS車載器)の事業者にとっては、困った話といえます。 国土交通省は、現状のETC車載器を進化させた次世代ETC車載器を開発中で、2010年度に全国主要都市で使えるようにする計画を立てています。2009年春には東京・台場地区で、次世代車載器を搭載したクルマによる大規模実証実験も行いました(関連記事)。製造メーカーは、実用化に向けて大きな期待を寄せていたことでしょう。 民主党の公約である、高速道路料金の無料化が実施されると、まずETC車載器が不要になります。当然、2010年度の量販が計画されていた次世代ETC車載器についても、大幅な

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    sato-gc 2009/09/01
  • 女性にヤル気を出してもらう方法 - 日経ものづくり - Tech-On!

    昨日,映画『下物語』で知られる茨城県下市のとある工場で実施された,女性のための現場カイゼン実習会を取材してきました。同会は,ムダとりコンサルティングのPEC産業教育センター(社岐阜県羽島市)が主催したもの。この日は13社の工場から19人の女性たちが参加し,実習に汗を流しました。詳細については,誌9月号からスタートする連載「ドキュメント工場」をぜひお読みいただきたいのですが,ここでは,この実習会を十数年間,担当してこられた同センター副所長の山崎昌彦氏のお話を基に,「女性のヤル気を引き出す方法」について考えたいと思います。 山崎氏は,研修の対象が女性か男性かによって指導方法を変えているのだそうです。なぜかというと「女性は感情で動く,男性は理屈で動く」傾向にあるから。男性を指導するのと同じように女性を指導しても,女性は男性と同じように感じたり動いたりしてはくれません。だから,女性には女性

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    sato-gc 2009/08/07
  • 若手技術者の悩み - 日経エレクトロニクス - Tech-On!

    *日のブログは少々ユルめです。ご了承下さい。 「いや実は,社外の人と交流する機会ってほとんどないんですよ」。 大手家電メーカーに在籍する若手の技術者とたまたま知り合い,飲みにお誘いしたときのお話です。「半年に一度は新製品を出す」という開発スケジュールに追いまくられ,なかなか他のメーカーの方と飲みに行く機会がないんですよね,と真剣に嘆いておられました。 「メーカーにいると,結構世界が狭くなりますよ――」。若手の技術者の皆さんからこんな愚痴を聞いたのは,1回や2回ではありません。 いわゆるネット企業に在籍する技術者は,ひんぱんに勉強会やセミナーを開き,社外の人と交流を重ねています。それと比べ,家電メーカー同士,あるいはネット企業と家電メーカーの若手同士の付き合いは,かなり薄いように感じられます。そもそも,ネット企業の多くが東京などの大都市に密集しているのと比べ,メーカーの開発拠点は都市から離

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    sato-gc 2008/11/08
    参加したい!
  • 「リコール・ゼロ」を目標に掲げたトヨタ自動車の判断は正しいか? - 日経ものづくり - Tech-On!

    ■敢えて言わせてください。「最近の若い人の思考は分からない」と。 目標は高く置いて,実現のために一歩一歩努力する。最初からハードルを低くしたら,だらだらと行って終わり。良くする努力(技術や自己管理も含めて)を考えず,漏れる事だけを考える。リスク管理の部門としては,そのような確率を考えることは必要でしょうが,現場では邪魔な考えです。 過去にもZD(Zero Defect)運動で信頼性を築いていったことが後輩に伝わっていないのか? 責任回避ばっかり考えている思考に見える。 壊れない車は,見渡す限り何も無い道のテキサスでは頼りになる。(2006/12/07) ■前年度,トヨタ自動車は,販売台数以上の欠陥車を販売しリコールした形となりました。この基盤の上で,どのような回答をトヨタ自動車が出すかが注目されていたのですが,これでは,今後,トヨタ自動車に対しての信頼が得られないように思います。

    sato-gc
    sato-gc 2006/11/22
    面白い視点。作る上ではリコールゼロを目指して、売ってる上では問題が起きたら丁寧に対処。両立は難しそうですねー。
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