大成建設などの出資を受けて設立したグランパ/太陽光利用型の栽培技術を改良し、生産効率の高いドーム型・回転方式の工場を開発 太陽光利用型・植物工場を運営、野菜を生産するグランパ(大成建設などの出資を受け2004年に設立した企業関連記事)は今回、生産効率の高いドーム型の工場を開発した。直径20メートルのプールに栽培棚を浮かべ、回り舞台のように回転させながらリーフレタスを育てる。面積当たりの生産量を同社の従来型工場の2倍に増やせるという。2011年中に15棟の設置を目指す。 新工場は円形のプールに養分を溶かした水を張り、太陽光を通すフィルムでドーム状に覆う構造。側部から外気を送り、頂上部から排出して全体を膨らませ、温度や湿度は自動制御する。通常の太陽光利用型の植物工場(水耕栽培施設)は直線上に配置したプールに栽培棚を浮かべる。成長に備えて苗と苗の間を空けたり、別の棚に植え替えたりする必要があった