警察庁は19日、東日本大震災で、岩手、宮城、福島の3県で4月11日までに確認された死亡者1万3135人の検視結果を発表した。死因は水死が1万2143人と92.4%を占め、津波の被害の大きさが改めて確認された。性別では男性が45.5%、女性が53.6%。年齢層では、60歳以上が65.2%を占めた。 水死を県別にみると、比率が最も高いのが宮城の95.7%。岩手は87.3%、福島は87.0%だった。 水死以外では、倒壊家屋の下敷きになるなどの圧死や窒息死、多発性外傷死などが3県合計で4.4%。ただ、この中にも津波による死者が含まれるとみられる。焼死は1.1%だった。阪神大震災では、死因は家屋の倒壊による窒息・圧死が7割以上を占めていた。 死亡者のうち身元が確認できたのは8割強で、年齢層別でみると70代が最も多く24.0%。次いで、80歳以上(22.1%)▽60代(19.1%)▽50代(11