旧相馬邸支援に市民の輪 函館 (03/02 16:00) 旧相馬邸の保存を応援する会の会員に配る冊子と絵はがきと所有者の東出さん 【函館】明治期の函館の豪商・相馬哲平の私邸「旧相馬邸」(函館市元町)の運営を支援しようと2日、市民でつくる「保存を応援する会」(仮称)が発足する。市民や企業から寄付を募り修復費を捻出する計画で、旧相馬邸所有者の東出伸司さん(73)は「会の発足が、西部地区の街並みを考えるきっかけになれば」と期待している。 旧相馬邸は1908年(明治41年)建築で、市の伝統的建造物に指定されている。空き家になっていたところ、東出さんが買い取って修復のために私費を投じ、2010年6月に観光施設としてよみがえらせた。 その後も毎年修復を進めている。10年度は1100万円、11年度は900万円かかったが、市の補助金は単年度600万円が上限。足りない分は東出さんが負担しており「運営継続をあ