20日、道南の七飯町でJR北海道の普通列車が、駅の停車位置をおよそ8メートル通り過ぎてから止まったうえ、ドアを開けずにそのまま発車していたことがわかりました。 運転士はこの件を会社に報告していなかったということです。 JR北海道によりますと、20日午前9時半ごろ、JR函館線の流山温泉駅で、大沼発・森行きの1両編成の普通列車が決められた停車位置をおよそ8メートル通り過ぎてから止まったということです。 その後、列車はドアを開けずにそのまま発車したということです。 乗客10人にけがはありませんでした。 この件について20代の男性運転士は報告を行っておらず、21日に乗客から連絡があり、明らかになったということです。 JR北海道の調査に対し男性運転士は「ブレーキをかけるのが遅くなり停車位置をすぎてしまった。 動揺してしまい、会社に報告できなかった」と話しているということです。 JR北海道は「何か起き
北海道新幹線の開業に伴って青函トンネルを通る在来線の旅客列車の運行が21日で終わったことから、代わりの交通手段として、函館と青森を結ぶフェリーの利用が伸びています。 青函トンネルを通る在来線の旅客列車は、4日後に迫った北海道新幹線の開業に向けて運行管理システムの切り替えなどが行われるため、21日で運行を終えました。 このため、代わりの交通手段として函館と青森を結ぶフェリーの利用が伸びていて、22日正午に函館から青森に向かう便は、200人あまりの利用客で長い行列が出来ていました。 フェリーを運航する船会社によりますと、例年、3月は閑散期ですが、22日はどの便もふだんより予約が多く、小型の船を使った1便は満席になったということです。 函館に住む家族に会い、青森に帰るところだという53歳の男性は「ふだんは列車を使います。運休は不便ですが、新幹線開業ということであればしかたがないですね」と話してい
函館市内の商店が北海道新幹線の開業を機に地元に活気を呼び込もうと開業日の3月26日にちなんだセールを始めました。 JR函館駅前にある大門地区は一時衰退したものの、最近は若者向けの店舗などの開店が相次ぎ、活気を取り戻しつつあります。 その大門地区の飲食店など7店が北海道新幹線の開業を機に、さらに地元に活気を呼び込もうと開業日の3月26日にちなんだセールを22日から始めました。 レストランではビールなどの飲み物やポークステーキ、キッシュなどの料理を326円で提供しているほか、衣料品店ではこのセールに向けて「326」とプリントした特製のTシャツとバッグを、セットにして3260円で販売しています。 このセールを考案したレストランのオーナー、亀井一行さんは「北海道新幹線が札幌に延伸されるまでの間は函館にビジネスチャンスが訪れる。これを利用しなければ町は衰退してしまうのでセールを通じてチャンスをつかみ
国土交通省は22日、2016年公示地価(1月1日現在)を発表した。渡島管内全用途の1平方メートル当たりの平均価格は3万9700円、平均変動率はマイナス1・4%で25年連続の下落。渡島の地価トップは16年連続で函館市本町32の13の「ピア21」(商業地)で、昨年と同額の19万4000円。桧山管内の平均地価は1万6300円、平均変動率はマイナス4・4%で16年連続下落した。渡島85地点、桧山9地点で調査し、上昇した地点はなかった。渡島は15地点で横ばい、桧山は全地点で昨年より下落した。 渡島の住宅地平均価格は3万100円、平均変動率はマイナス1・5%と17年連続の下落。商業地は5万8700円、マイナス1・3%と25年連続で下がった。 函館市内では、長年の下落により値ごろ感も見られ、下落幅は昨年より縮小。渡島の横ばい地点は、住宅地で昨年より7地点多い10地点、商業地で2地点多い5地点となった。
北海道新幹線開業で観光客の増加が見込まれる中、JR函館駅前では飲食店の新規出店が相次いでいる。既存店もチャンスを逃すまいと人員を大幅に増やし、飲食需要の取り込みを図る考えだ。 老舗ラーメン店「函館麺屋ゆうみん」(若松町、木村国富店長)は30日、昨年8月までケンタッキーフライドチキンが入居していた松風町6の空き店舗に「函館麺屋四代目」をオープンする。31席を用意、名物の塩ラーメンなど15種類のメニューを提供する予定で、木村国華料理長は「元気がなかった大門地区を盛り上げたい」と意気込む。 本町の居酒屋「活魚料理いか清」(室田秀文店長)は4月27日、グループ店として3店目となる「いか清大門」を若松町6に開業する。以前別の居酒屋が営業していた建物を約5000万円を投じて改装、夏場は1日平均50万円の売り上げを見込む。室田店長は「単価を安めに設定して、市民や観光客が気軽に入れるような店にしたい」と話
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