「観光の街」判決注視=大間原発差し止め、19日可否-函館地裁 電源開発(Jパワー)が青森県大間町に建設中の大間原発をめぐり、対岸の北海道函館市の住民らが建設差し止めなどを国と同社に求めた訴訟の判決が19日、函館地裁で言い渡される。ウラン・プルトニウム混合酸化物(MOX)燃料を全炉心で使う「フルMOX」発電の安全性などが争点。「観光の街に原発は要らない」と訴える住民だけでなく、同様の訴訟を起こした函館市も判決に注目している。 大間原発は津軽海峡を挟み、函館市から最短で約23キロの距離にある。市民団体が2010年7月に提訴し、原告数は計約1160人に上る。 主な争点は、世界初となるフルMOXの安全性や周辺の活断層の危険性など。住民側は「フルMOXは商業炉を使った実験の色彩が濃い。技術的に拙速で、重大な危険性をもたらす」と主張。電源開発は「安全性は確保している」と反論し、17年6月に結審した。(
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