1月26日、東京都は「平成30年度予算案」を発表した。2月21日から3月29日まで開催される2018年の「第1回都議会」で審議し、議会の承認を得て発効する。この予算案の中で「東京都鉄道新線建設等準備基金(仮称)」の創設が盛り込まれた。議会が了承すれば「(仮称)」が外れて正式に発足する。都の予算案としては総額約7兆460億円。知事会見で、この基金は予算説明の早い段階でスライドを使って紹介されており、都の新施策、重要施策という位置付けになった。 知事会見によると「全ての世代が超高齢化社会をいきいきと活躍していくために、誰もが快適に移動できる手段として鉄道ネットワークのさらなる充実が重要」とのこと。東京都は、交通政策審議会が16年に国土交通大臣に提出した答申第198号「東京圏における今後の都市鉄道のあり方について」で示した24項目30路線のうち、6路線を検討していくという。創設される基金は「選ば
・東京8号線(約1500億円) 江東区が切望している路線。豊洲と住吉を南北に結ぶ。東京メトロ有楽町線と相互直通運転を構想している。同区は南北方向の鉄道路線が少なく、都営バスで補っている。この路線は東西方向の鉄道路線を連絡する主要鉄道路線として期待されている。 ・東京12号線(約900億円) 都営地下鉄大江戸線の計画路線。放射部の終点、練馬区の光が丘駅から延伸し、同区の大泉学園町に至るルート。建設予定地は都道443号線延伸部として先行的に整備されており、大江戸線の建設に配慮した設計になっているという。大泉学園町より先は埼玉県新座市、清瀬市を経由して、所沢市のJR武蔵野線東所沢駅までが答申されている。埼玉県側からの期待が大きく、大泉学園までの延伸実現は誘致活動に弾みがつきそうだ。 ・多摩都市モノレール 上北台~箱根ケ崎(約800億円) 多摩都市モノレールの北端、東大和市の上北台より西へ進み、西
リリース、障害情報などのサービスのお知らせ
最新の人気エントリーの配信
処理を実行中です
j次のブックマーク
k前のブックマーク
lあとで読む
eコメント一覧を開く
oページを開く