九州電力は30日、玄海原発3号機(佐賀県玄海町)の配管から微量の蒸気漏れを確認したと発表した。放射性物質の漏れはないとしている。23日の再稼働後、25日に発電と送電を再開したばかりだった。九電は原子炉等規制法や立地自治体などと結ぶ安全協定上のトラブルには当たらないと説明しているが、念のために発電を停止し点検を実施する。 九電は原子力規制庁のほか、佐賀県などの自治体に今回のトラブルを報告した。5月に予定する4号機の再稼働が遅れる可能性があるとしている。トラブルの報告を受けた佐賀県は30日、情報連絡室を立ち上げた。