東京都の小池百合子知事は19日の定例会見で、月刊誌「文芸春秋」で小池氏のカイロ大卒業の学歴詐称疑惑を告発した元側近の小島敏郎氏が、エジプト大使館が公表した大学長名の卒業証明の声明文作成に小池氏が関与していると主張していることについて、否定した。「声明文は大学当局の意思で公表された。私自身が関知しているのではない」と主張した。 小島氏は17日に日本外国特派員協会で会見した際、2020年に同大学長名で出された小池氏の卒業を証明する声明が、駐日エジプト大使館のフェイスブックに掲載された経緯について「小池知事に相談を受け、カイロ大に声明を出してもらったらどうかと提案した」と述べ、その後、小池氏が元ジャーナリストのA氏に「声明文の作成を依頼した」と主張。翌日、小池氏から大学長のサイン入り声明文が送られてきたとして「驚異的な早さだ」「実際には彼女が作成に関わっていた。隠蔽(いんぺい)工作に現職知事が関