直示には複数の下位カテゴリーがあり、例として時間直示 (英: time deixis)、空間直示 (英: space deixis)、人称直示 (英: person deixis) などがある。使用対象となる直示表現の例としては、「明日」、tomorrow、「そこ」、there、彼、heなどが挙げられる。これらの表現はいずれも独立した意味を持つが、文脈情報を考慮しなければ指示対象が判別できないという特徴を持つ (この点で直示は照応にも類似している)。なお、直示は通常話し言葉に適用される概念であるが、書き言葉、ジェスチャー、メディアにも適用されることがある。言語人類学では、直示は記号論上の指標性(英語版)に属する概念として扱われる。 直示は次のような種類に分けられる。 現在の談話・文章自体やその一部、またはその中に現れる事物・概念を指し示すもの。例えば「これは本当の話だ」など。 人称:代名詞