風邪をひいた時などに赤くはれて痛むことの多い「のど」。のどの粘膜についた病原体が悪さをするためだが、私たちは、小さい時から「風邪予防には、うがい、手洗い」と指導されてきた。 でも、「うがいは日本独特らしい」と京都大学保健管理センター所長(教授)の川村孝さんは語る。米、英、カナダ、韓国などの公衆衛生研究者に聞いたところ、うがいの習慣はないという。英語の「gargle」は口を清めるだけの意味が強い。 ガラガラうがいに効果はあるのか。川村さんが、2005年に世界で初めて米学会誌に発表した研究結果は、意外なものだった。 「水道水のうがいだけで風邪が4割減少。うがい薬より効果が出た」 研究は、02年から03年にかけての冬、ボランティア387人の協力を得て行われた。〈1〉水だけでうがいする〈2〉ヨード液のうがい薬を使う〈3〉うがいをしない――の3群に分けて、毎日実行してもらう。2か月間に風邪をひいた割
防犯効果があるとして街路灯に用いられるようになった「青色照明」を、鉄道会社が踏切や駅ホームに、飛び込み自殺防止の目的で導入する動きが広まっている。 実際に自殺防止に役立つかどうかは専門家の間でも意見が分かれているが、すでに青色照明を設置している鉄道会社は「それまで毎年起きていた自殺がゼロになった」などと効果に手応えを感じている。 京浜急行は今年2月、横浜市南区の弘明寺駅で、ホームの端の照明8基を青色に変えた。同駅では前月の1月、ホーム端の人けのない場所で2日続けて夜間に飛び込み自殺があった。同駅は、未遂も含め、毎年2、3件の飛び込み自殺が起きており、「自殺を1件でも減らすため、できることはなんでもしてみようと、わらにもすがる思いで始めた」(同社鉄道本部安全対策担当)という。 同社によると、同駅では青色照明設置後、飛び込みは起きていない。 JR東海も今年8月以降、愛知や岐阜、三重県で
偽カシミヤ、伊勢丹と「コムサイズム」に排除命令2008年12月10日18時46分印刷ソーシャルブックマーク 高級素材のカシミヤを使用しているように表示しながら、実際には全く含まないストールを販売したとして、公正取引委員会は10日、大手百貨店の伊勢丹(東京)と、衣料店「コムサイズム」などを展開するファイブ・フォックス(同)の2社に対し、景品表示法違反(優良誤認)を認定し、再発防止などを求めて排除命令を出した。 公取委の調べでは、伊勢丹は昨年12月〜今年7月、インドから輸入したストールを「カシミヤ50%」と表示し、新宿店で219枚を販売。 ファイブ・フォックスは中国から輸入したストールを「カシミヤ30%」と表示し、今年7月〜10月に「コムサイズム」「コムサストア」など全国の計368店舗で3327枚を販売した。だが2社の製品はいずれもカシミヤが全く使われていなかった。 公取委によると、2社とも外
内定取り消し学生に100万円を提示 日本綜合地所2008年12月10日0時37分印刷ソーシャルブックマーク マンション分譲大手の日本綜合地所(東京都港区)に内定を取り消された大学生らが9日、加入した東京東部労組の関係者らとともに同社と初の団体交渉を行った。同社はこれまで学生らに示していた補償額を増額させ100万円を提示したが、学生らは納得せず交渉は決裂。同社は11日に再回答を行う。 団交に臨んだのは男子学生3人。同労組や学生らによると、出席した総務部長ら4人が冒頭に謝罪。「留年して再度就職活動をせざるを得ない学生もいる」として、補償金の額をこれまで示していた42万円から100万円に増額する提案をした。 だが、留年した場合の学費や生活費、資格取得のための教材費や交通費、精神的な苦痛に対する慰謝料などを考えると「とても納得できない」として学生らは拒否。同社が「生活費については補償の必要はない」
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