荒川区議会、餌やり禁止条例可決 初の罰則規定に反発も2008年12月12日21時57分印刷ソーシャルブックマーク 飼われていないカラスやハト、ネコなどの動物に餌を与え、周辺に被害を生じさせた場合に罰金を科す東京都荒川区の「良好な生活環境の確保に関する条例案」が12日、区議会で可決された。09年4月から施行される。罰金規定を設けて餌やりを禁止する条例は全国初。西川太一郎区長は「罰則を安易に適用することは決してない」と話した。 条例案をめぐっては「罰則がなければ効果はない」と積極的に評価する意見や、「わずかな人の逸脱した行為に条例をつくるのか」と慎重な意見が出た。飼い主がいないネコを地域で世話している団体なども条例反対を求めたが、採決では31人の議員のうち23人が賛成した。 条例は、数年前から区内で多くのカラスに肉を与える男性がいて、鳴き声やフンの苦情が住民が多く寄せられたことがきっかけになっ