10月で日本の水際対策が大幅緩和になったこともあり、日本からアメリカに出張や旅行でやってくる知人・友人も少しずつ増えてきた。 その誰もが、アメリカの物価に衝撃を受けている。たしかに、このインフレと円安の中、すべてのモノを日本円で換算すると、異次元の値段になってしまう。 例えばニューヨークでは今、ホテルの値段が以前にも増して高くなっており、ちょっといいホテルだと平気で一泊300〜400ドル(4万5000~6万円)近くとる。高級ホテルだと600ドル(9万円)などというところも珍しくない。これに税金などを足すので、実際の出費はもっと高くなる。 レストランのメニューの値段も、明らかに上昇している。これは、インフレで食材やエネルギーが高騰していること、それに人件費が上がっていることが大きい。コロナ危機が一段落して生活が正常化し始めたころ、アメリカはどこも人手不足だった。パンデミックのピーク時に飲食店