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2022年12月21日のブックマーク (2件)

  • 貧困家庭の子どもが直面する「体験の格差」と向き合う、ある児童養護施設の挑戦。

    一般家庭の子どもたちとの格差をなくそうと取り組む児童養護施設、至誠学園(東京都立川市)。 撮影:ヒオカ 生い立ちの環境によって、圧倒的ハンデを持つ子どもたちがいる。 その属性はいくつかあるが、貧困家庭、ヤングケアラー(大人が担うことが想定されている家事や家族の世話を日常的に行う子どもたち)、そして今回取りあげる児童養護施設の子どもたちも、象徴的な例だろう。 「普通」を手に入れるための途方もない道のり 筆者の父親は精神的な疾患を抱え、定職に付くことができなかった。父は障がい者雇用やアルバイトを転々とし、時折無職となった。筆者はそうした貧困家庭で育った。その後なんとか公立の大学に進学したが、その過程で、一般家庭の子どもたちとの違いを色濃く感じる場面が幾度となくあった。 その体験を克明に書き記したnoteを公開したところ、数百件のメッセージが届き、「日にこんな貧困があると知らなかった」「貧困

    貧困家庭の子どもが直面する「体験の格差」と向き合う、ある児童養護施設の挑戦。
  • 私が"普通"と違った50のこと〜貧困とは、選択肢が持てないということ〜|ヒオカ

    昨年の秋、私は病室にいた。 24歳といういい歳をした大人が、大声で泣きじゃくり、何人もの看護師さんがかわるがわる慰めに来る。「お願いです、退院させてください」そうせがむ私に、しまいには別の科のお医者さんまで私を説得に来た。 なぜ、私がそこまで退院したかったのか。 理由はただ一つ、お金がなかったからだ。入院費を払えば無一文になる。明日の見えない不安から、私は我も忘れて泣き続けた。 ー私は、実家が家賃1万5千円の県営住宅、父の年収が100万円という貧困家庭で育った。 父は精神障害に加え、複数回の事故による手術で身体が弱い。両親とも超貧困家庭育ち。親戚もみな貧乏で、ほぼ中卒だった。 そんな生い立ちの私は、小さい時から、 "いつ生活がどうなるかわからない恐怖感"、 "受けたい教育投資が受けられない悔しさ"を何度も感じて生きてきた。 父の入院や失業など、あらゆる困難に翻弄されるたび、胸が潰れるよう

    私が"普通"と違った50のこと〜貧困とは、選択肢が持てないということ〜|ヒオカ