80年代以降、情報戦争と身体をテーマに大規模なインスタレーションを相次いで発表し、メディアアートシーンを世界的に牽引するアーティスト、三上晴子。その活動を総合的に紹介するアジア初の大規模なインスタレーション展「Desire of Codes - 欲望のコード – 」が3月20日より山口情報芸術センター[YCAM]で開催されている。観客を監視するインタラクティブ・インスタレーションから見えてくるものとは?情報生態系に渦巻く欲望をベースに新作を展開している三上氏にお話を伺った。 これまでの活動内容を含め、自己紹介をお願いします。 三上晴子(みかみせいこ)アーティスト/多摩美術大学教授。1984年より、「情報社会と身体」をテーマに、インスタレーション作品を発表し、90年代にはニューヨークを拠点に活動し、主に欧米のギャラリーや美術館で作品を展示してきました。観客参加型のインタアクティブ・アート作品