MQ-9「リーパー」 ネバダ州にある米空軍の基地で、フライト前のチェックを受けるMQ-9「リーパー」。横に立つ兵士と比べると、機体の大きさが分かる=2007年8月8日【AFP=時事】 米空軍のMQ-9「リーパー」は、無人機の中で最も高い攻撃能力を持つ。MQ-1「プレデター」の拡大改良タイプで、最初から武装偵察機として開発され、当初は「プレデターB」と呼ばれた。全長10.97メートル、全幅20.12メートルと、主翼が異常に長い形状なのはMQ-1と同じだが、全体のサイズは一回り以上大きい。 エンジンもターボプロップに強化され、最高速度は時速400キロ以上になった。主翼下に設けられた6カ所のハードポイントに最大1361キロの外部兵装を搭載し、ヘルファイア・ミサイルのほかGBU-12レーザー誘導爆弾、GPS誘導のGBU-38JDAM爆弾などの精密誘導兵器を使用できる。 センサー類もMQ-1より高度