兵庫県姫路市在住の漫画家、古林海月(かいげつ)さん(49)が、ハンセン病をテーマにした長編漫画「麦ばあの島」(すいれん舎)を出版した。岡山県瀬戸内市の国立ハンセン病療養所「邑久(おく)光明園」が主な舞台で、国の隔離政策で故郷から離された患者の苦しみや、残された家族にまで及んだ差別が描かれている。療養所の入所者ら約20人に取材し、12年かけて完成させた。古林さんは「漫画をきっかけにハンセン病を身近な問題と感じてもらいたい」と話す。【椋田佳代】 中絶を経験した短大生の聡子が、療養所を退所して理容室を営む高齢女性の麦と出会い、心を通わせるストーリー。隔離政策を定めた「らい予防法」が廃止された1996年の時代設定だが、麦の回想を通して戦前の療養所の生活が描かれる。
「寄り添いてなんとかなると考える 聴導犬がみんなをつなぐ」「膜のなか頭にしっぽ背中足 全部を撫でてデフィーを知るの」「個人に合わせ二人三脚で作る介助犬 こなす動作は無限に広がる」-。短歌と補助犬(盲導犬、聴導犬、介護犬)利用者がコラボしたユニークなワークショップが昨年9〜11月、大阪市立総合学習センターで3回にわたって開かれた。補助犬の利用者と一般の人たちがともに短歌に親しみながら、補助犬を広くアピールする試み。主催した「ひつじ短歌会」代表で、女性歌人の高田ほのかさんは「みなさんの歌が想像以上で、素晴らしい歌会になりました」と笑顔を見せた。(原田純一) 使用者と補助犬が参加 「ココロに効く!福祉短歌ワークショップ」で9月16日、10月14日、11月18日に聴導犬、盲導犬、介助犬にわけて開催。使用者の話を聴いた後、高田さんが初心者向けの短歌教室を開き、最後に全員がその日の感想を短歌にするとい
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「♪オレだオレオレ 息子じゃないか」 そんな歌詞で始まるのは、特殊詐欺の被害を防ぐために考案された「高知振り込まないーの音頭」だ。高知署塚ノ原駐在所(高知市)の島田幹広巡査部長(51)が考案した。ただ歌声は人間のものではなく、音声合成ソフト「ボーカロイド」だ。なぜボーカロイドで特殊詐欺の被害防止を呼びかけるユニークな音頭を作ったのだろうか? そこには、島田巡査部長の思いが込められていた。【松原由佳】
のんびり映画を見て、気が向いたら感想を語り合う。そんな一風変わった自殺防止対策を、京都市下京区のNPO法人「京都自死・自殺相談センター」(Sotto)が始めた。その名も「ごろごろシネマ」。死にたい気持ちを持つ「希死念慮(きしねんりょ)者」に「あなたは孤独でない」と実感してもらうのが目的だ。(小野木康雄) 9月1日昼、京都市内の阪急河原町駅近くの「ルグランス・ザ・バー」。夜景を一望できるおしゃれな店内が、ソファ席のミニシアターに変身した。参加者は3人。仲間同士でDVDを見るようなゆるい上映会だ。 企画したのは、ボランティアで同志社大4年の野中雅之さん(22)。「つらさや死にたい思いを吐き出せて、ほっとできる場を作りたかった」。非日常感も味わえるよう、大画面テレビのあるバーを会場に借りた。
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