障害のある人に着物の着付けを体験してもらおうと、草津市の市民ボランティア団体が4日、同市大路の「草津川跡地公園de愛ひろば」のにぎわい活動棟で、着付けの体験会を開いた。中には初めて着物を着た人もいたといい、記念撮影をするなど楽しいひとときを過ごした。 ケアマネジャーや着付け師でつくるボランティア団体「spring」が、障害者から「着物を着てみたい」という声を受けて企画。体験会を通じて、障害者の社会参加の促進とともに障害者への理解を深めてもらう目的も兼ねており、市コミュニティ事業団の助成金を活用して開いた。 体験会には、足が不自由な人や精神障害者ら女性12人が参加。ボランティアに手伝ってもらいながら着物に着替えた。中には車いすを利用する障害者用の着物も用意。上半身は袖を通して羽織り、下半身は足からはくという上下2分割に加工した着物で、障害者は車いすに座ったまま20分ほどで着替えることができた
名古屋市に本社を置く老舗紳士服メーカー、御幸毛織の四日市工場(三重県四日市市)の女性社員チームがお茶で染めたウール糸を開発した。この糸を使った第1弾の商品が、同県の障害者就労支援団体とのコラボ企画で生まれた手織りのバッグ。8日から東急ハンズ名古屋店で販売する。新開発した糸は「みえのお茶娘(おちゃめ)染め」と名付けられた。同工場の御厨輝義工場長によると三重県特産の伊勢茶の茶葉から抽出した染液を使
2018年のゴールデン・ウィーク、4月28日から5月6日まで開催されるLGBTの祭典「東京レインボー・プライド」。9日間に渡って様々なイベントやブースの出展、パレードが行われるこのお祭りは、性的指向に関係なく平等な社会を実現するために、数年前から行われています。 そこで今回は、このイベントに合わせてLGBTQと異性愛者の交流が描かれた作品をご紹介しましょう。 セクシャル・マイノリティの存在を身近に感じ、ともに生きていく映画の登場人物たち。お互いに理解し合い、友情や家族愛を深めていく彼らの物語に、これからの私たちの社会を見ることができるのではないでしょうか。 父の突然の死で老舗紳士靴メーカー「プライス社」をいやいや継ぐことになったチャーリー(ジョエル・エドガートン)。しかも工場の経営は火の車であることが発覚し、彼は会社を立て直すため奔走するはめに。 あるとき偶然ドラァグクィーンのローラ(キウ
春は何かを始めるのに、いい季節です。京都府京丹波町の菅原研治さん(50)から、こんなファクスが届きました。 〈4月から大阪の学校で福祉学科の非常勤講師として、お世話になります〉 菅原さんは、高齢者や障害を持つ方への介護サービスなどを行う「サムライ」というNPO法人の理事です。 それにしても「サムライ」とは、福祉系の団体名にしては変わっています。理由は、後半に記された異色の経歴を読んでわかりました。 〈私は15歳で芸能事務所に入り、時代劇の『水戸黄門』や『遠山の金さん』に浪人役などで出演してきました〉 役者さんだったのです。でも、なぜ芝居から福祉の世界に? これはもう会って伺うしかありません。 「時代劇のほかには、Vシネマの『ミナミの帝王』に組幹部の役で出演したこともあります。全部、脇役、悪役ですけどね」 そう言って笑う菅原さんは、身長1メートル82、体重100キロ。「組幹部」役も適任な体格
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「モナ・リザ」の色を思い起こしたと話す大塚さん 社会福祉法人日本点字図書館(田中徹二理事長、東京都)は11日、立体化した絵画などを展示する「ふれる博物館」を都内に開設した。視覚障害者が作品を手で触って鑑賞できる。第1弾の企画はレオナルド・ダ・ヴィンチ展。広く知られた名画など24点が並ぶ。 「この絵を見た時の色が蘇りました」。都内に住むはり治療師、大塚郁代さん(81)は13日に同館を訪れ、『モナ・リザ』を触りながら声を弾ませた。石こうでできたレリーフは、イタリアのアンテロス美術館が製作したものだ。 もともと美術館めぐりが好きで、40歳頃に全く見えなくなったという大塚さん。その後も美術館に通った。「これまでは説明だけで寂しかったけれど、これなら楽しい」。 展示品は一部を除き、大内進・国立特別支援教育総合研究所名誉所員の所蔵品。中でも『最後の晩餐』は世界に3点しかない希少品だ。絵画のほか自走車な
木造復元する名古屋城天守閣へのエレベーター設置の是非を議論する名古屋市の有識者会議が24日、初会合を開いた。江戸時代の姿の再現か、時代に合わせたバリアフリー化かで賛成派と反対派の主張は平行線をたどったが、河村たかし市長は会合後、「設置すると400年前の姿ではなくなる」と述べ、エレベーター以外の設備でバリアフリー化を進める考えを強調した。市は5月に最終決定するが、障害者らが現天守閣と同様に求めてきた設置は、トップの判断で見送られる公算が大きくなった。 約504億円をかけ、2022年12月の木造復元を目指す市は当初、史実通りに完成するとしてエレベーターを設置しない案を示したが、障害者団体の反発を受けて再検討。この日の「バリアフリー検討会議」で議論を深めるとしていた。 市は会議で〈1〉エレベーターを設置せず、新技術の開発などでバリアフリーに最善の努力をする〈2〉天守閣内部に3階まで上がれる4人乗
鹿児島市で障害者の就労継続支援事業所「ひふみよベース紫原」を運営する「ひふみよ合同会社」は障がい者のデザインを商品化したアパレルブランド「instinc(インスティンク)」を2018年4月10日にリリースしました。 ひふみよ合同会社(本社:鹿児島市 代表社員:白澤 繁樹)は、2018年4月10日火曜日より、オンラインにて障がい者が作り上げた絵図をデザインし、商品化したアパレルブランド「instinc(インスティンク)」の販売を開始しました。 リリースの目的 障がい者就労支援は様々な問題を抱えています。特に安い賃金(工賃)が社会的な課題となっております。instinc(インスティンク)は障害や難病を抱えた方が活躍できるステージを作ることを目的にリリースしました。彼らの表現を通じた経済活動が、社会との共生をはかりつつ、将来的な彼らの経済的な自立につながることを目標にしています。 コンセプト 個
人材不足が深刻化している介護職のイメージアップを図るため、府丹後保健所は介護職に就いている若者の日常を収めた冊子形式の写真集「The Seasons」を発行した。 冊子はA5判、フルカラーで36ページ。同保健所管内の社会福祉法人など11法人の介護事業所で働く若手の職員18人を撮影した。介護現場で働く様子や、休日に丹後各地の名所を訪れる様子を写真に収め、介護職員の日常生活を具体的にイメージしてもらえるよう工夫している。写真集では介護職員の生活に密着し、仕事や丹後での生活の魅力を語る記事も収録。京丹後市久美浜町や伊根町などを旅する様子も収めている。
義足や人工関節を使用している人や、内部障害や難病を抱えている人、妊娠初期の人が、周囲に支援の必要性を知らせるための「ヘルプマーク」。東京都が2012年に作成して以来、導入する都道府県が増えつつある。 そんなヘルプマークをめぐり、フリマアプリやインターネットオークションで横行するマークの売買に当事者は頭を抱えている。「必要なのに(マークを)取りに行けない」利用者がいる。背景にあるのは、そんな現実だ。 「地下鉄の階段を下りられない」 「困りましたね...フリマアプリ内での売買が後を絶ちません...この行為は、皆の税金で作り必要な方に無料配布している物で 儲けようと商売しているんですよ...ヘルプマークを買わないでください」 ツイッターでこんな呼びかけをしたのは、ヘルプマークの普及啓発活動に携わる全国ネットワーク「全国ヘルプマーク普及ネットワーク」が運営するアカウントだ。2018年3月15日に投
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