川崎市の公園などで6日から8日にかけて、在日コリアンらに対する差別的な落書きが計26か所で見つかり、市は一部について神奈川県警に器物損壊容疑で被害届を提出した。 市によると、6日に高津区の久地円筒(くじえんとう)分水広場を清掃していたボランティアらが、ベンチに油性ペンのようなもので民族差別をあおる内容の落書きが書かれているのを見つけた。市が7~8日、各区を調査したところ、川崎、中原、高津、多摩の4区の計26か所で、公園のベンチや橋の手すり、転落防止柵などで計46件の被害を確認した。 市は、分水広場の落書きについて高津署に器物損壊容疑で被害届を提出。ほかの被害も警察に相談しており、今後も調査を続ける。
北朝鮮による日本人拉致問題への理解を深めるため、政府が教育現場に配布している拉致被害者、横田めぐみさん(53)=拉致当時(13)=のドキュメンタリーアニメ「めぐみ」の活用が進んでいないという。大阪市立の小中学校では昨年度の視聴は2%にとどまり、全国平均でも8%に満たない。背景には授業時間の確保に悩む現場の事情があるとみられる。12日の米朝首脳会談で拉致問題が提起される見通しだが、拉致問題への風化を防ぐためには教育現場での啓発が課題となっている。 DVD配布 いまも続く問題だと知ること 「ただ親として、とらわれの身となっている娘を助けたいだけなのです」。今月5日、大阪市立泉尾北小学校(同市大正区)の体育館で開かれたアニメ「めぐみ」の鑑賞会。家族の苦悩や懸命な救出活動を描いた25分間の映像を、児童約300人が熱心に見入った。 道徳の授業の一環で、「めぐみ」の鑑賞会は初めての開催。スクリーンには
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