相模原市の障害者施設で刺殺された入所者19人の月命日にあたる26日、障害者や支援者ら約300人が東京都の中心街でアピール行進を行った。掲げた紙には「すべての命はみんな平等」「障害者を殺すな」といったそれぞれの思いを記入。障害の有無で分け隔てられることのない社会の実現を訴えた。 東京都千代田区の日比谷公園から東京駅近くまで、「すべての命と尊厳を守ろう」などと声を合わせて1時間ほど行進した。実行委員会の構成団体の一つ、「DPI日本会議」の佐藤聡事務局長(49)は「事件の容疑者が語ったとされる『障害者はいなくなればいい』という価値観に、障害当事者がきちんと反対の意思を表明することが必要だ。障害がある人とない人がともに生きる社会をつくることが、差別や偏見をなくすことにつながる」と強調した。 参加した菊地敏明さん(69)は中学生の時にプールの飛び込みで頸髄(けいずい)を損傷し、手足などにまひが残る。
優生思想や氏名非公表テーマ 知的障害者でつくる当事者団体「ピープルファースト」が21、22日、横浜市中区海岸通1の大さん橋ホールなどで全国大会を開き、相模原市の障害者施設殺傷事件で亡くなった19人を追悼する。事件を受け、話し合うテーマを優生思想や、被害者の氏名が公表されない問題などに変更した。実行委員会は「事件にみんな怒っている。集まって意見を言い合い、励まし合いたい」としている。【福永方人、蒔田備憲】 ピープルファーストは、米国で開かれた知的障害者の会議で少女が「私たちは障害者である前に人間だ」と発言したことをきっかけに生まれた。世界各地に組織があり、ピープルファーストジャパンは奈良県に事務局を置く。全国大会は22回目で、神奈川での開催は初めて。全国から約1000人が参加する。
日本ALS協会会長 岡部宏生さん おかべ・ひろき/東京都出身。2006年春にALSを発症し、翌年春から在宅療養に。09年2月に胃ろう造設、同年9月に気管切開を行い、現在は人工呼吸器を使用。月に20日は協会の活動などで外出し、積極的に国内外で多くの人々と関わって情報を発信している (c)朝日新聞社この記事の写真をすべて見る 日本ALS(筋萎縮性側索硬化症)協会会長の岡部宏生さん(58)が障害者総合支援法改正案の審議のため国会に招致されたのは、5月23日。その際の質疑を通じ、ヘルパーとの「口文字(※1)」を使った会話は多くの人の目に触れた。岡部さんのしゃれたいでたちも話題に。岡部さんに話を聞きました。 * * * 議員らから「今回のことは本当に真剣に受け止めなければならない」「さまざまなコミュニケーションの方法について、もっと理解を深める必要がある」など、うれしい反響がありました。街中で「
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