今年も「第11回 ジェームズ ダイソン アワード 2016」(以下、JDA)の国内表彰式が開催された。JDAは、英Dysonの創業者であるジェームズ・ダイソン氏が次世代のエンジニア育成を目的に提唱した国際エンジニアリングアワード。テーマは一貫して「日常の問題を解決するアイデア」のため、応募者は問題を見つけるところから始めなければならないが、今年は奇しくも“高齢化社会”の課題に取り組んだ作品が国内審査の1位と2位を占めた。 JDAを主催する一般財団法人ジェームズ ダイソン財団によると、11回目となる今年は世界22カ国が参加、計936の作品がエントリーしたという。JDAでは、まず国ごとの審査員が作品を選抜し、最終的にジェームズ・ダイソン氏が「世界トップ20」とグランプリにあたる「国際最優秀賞」を選び出す。日本からは国内審査を通過した5作品が最終選考へと進み、国内最優秀賞を受賞した「Commun
成蹊大理工学部の大倉元宏教授の研究グループが、視覚障害者の駅ホームからの転落事例を集めたデータベースをインターネットで公開している。事故があった現場の具体的な状況を明らかにして、今後の事故防止に役立ててもらうのが目的。11月に東京都墨田区で開かれたサイトワールドの会場で来場者に紹介した。大倉教授は「事例が他にあれば教えてほしい」と協力を呼びかけている。 1974~2014年に起きた13件について、転落した本人や関係者から話を聞き、現場調査などを行って当時の状況や原因を記録した。事故が起きた路線名などを入力して検索できる。
印刷する メールで送る テキスト HTML 電子書籍 PDF ダウンロード テキスト 電子書籍 PDF クリップした記事をMyページから読むことができます 日本ユニシスは、DNPグループ、ボイジャーと共同で、日本電子図書館サービス(JDLS)に「読み上げ機能付きクラウド型電子図書館サービス」を提供したと11月2日に発表した。 このサービスは、バリアフリーで24時間いつでも利用できる電子図書館の構築を支援するもので、ボイジャーの協力を得て開発した。WindowsとMac OS搭載のPC、Android、iOS搭載のスマートフォンとタブレット端末で、電子書籍の検索、貸出、閲覧、返却ができる機能をクラウド型で提供する。 同サービスは、専用のアプリやソフトウエアのインストールは不要。読み上げ機能を搭載した「テキスト版サイト(視覚障害者向け利用支援サイト)」を提供しており、キーワードを読み上げるだけ
2020年の東京五輪・パラリンピックを見据え、10月末、聴覚障害者と健常者が同時に楽しめる実験的な能公演が行われた。プロの能楽師が手話も使って表現する新たな試み。伝統芸能界初の体感音響システムも導入したほか、手話の同時通訳も付き、健常者にも分かりやすい公演となった。(飯塚友子) ◇ 手話交え演技 10月21日夜、喜多能楽堂(東京都品川区)での「手話で楽しむ能狂言鑑賞会」。女優の黒柳徹子(83)が設立したトット基金が運営する「日本ろう者劇団」の手話狂言「附子(ぶす)」に続き、能「黒塚」が上演された。 注目は、作品前半と後半をつなぐ間(あい)狂言を、和泉流狂言方の三宅近成(ちかなり)(30)と宝生流ワキ方の安田登(60)が手話を交えて勤めた場面。安田は「山に入(い)り-」のせりふに合わせ、手で山の形を作り、手話が客席からよく見えるよう、通常とは体の向きを変えて演じる工夫を見せた。 舞台左右には
白杖(はくじょう)を携えて歩くのは全盲の人だけという誤解から筋違いの非難や疑問視をされることがあると、弱視などの視覚障害がある人たちが声を上げ始めた。「白杖=全盲とは限りません」と書いたストラップや漫画で理解を求めている。 福岡県宇美町の佐子真紀さん(49)は右目が見えず、左目も視力は0・3だが視野に欠損がある。1、2年前、白杖を携え、地下鉄の車内で文字を拡大したスマートフォンを見ていると、向かいに座る若者の会話が聞こえてきた。「見えてるんじゃない?」「うそつきやん」 こうした誤解を解くため今夏、「白杖=全盲とは限りません」と書かれたストラップを購入し、白杖に着けた。ストラップには「白杖の天使 はくたん」というキャラクターが描かれている。 このストラップは神奈川県秦野市の渡辺敏之さん(46)が手作りし、今年に入って販売を始めた。左目にわずかに見える視野があり、自身も2度、スマホを使用中に「
政府が「一億総活躍」というスローガンを掲げ、制度面での環境づくりを進めようという動きはあるが、さまざまな事情を抱える人が思う存分活躍できるだけの環境が、今現在、整っているかといえば、残念ながらまだまだ十分とは言えない。 パシフィコ横浜で開催された「Embedded Technology 2016」及び「IoT Technology 2016」に出展したビッツは、視覚障害を持つ人たちが安心して外出できるようになるための支援ツール「eye棒」の参考展示を行った。 「eye棒」は、首からペンダントのように吊り下げることを想定した超音波距離センサーを搭載し、視覚障害を持つ人たちが白杖だけでは知覚することができない、「高いところにあるリスクを回避するために作られた。 具体的なリスクとして考えられるのは、乗用車のテールゲート、駐車しているトラックなどのミラー、電柱の支線などへの頭部や上半身の接触。他に
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マイクロソフトは、色覚に障がい者向けに色の補正を行うiOS向けアプリ「Color Binoculars」を公開しました。 マイクロソフトに勤めるソフトウェアエンジニアが、自身の経験を元に制作されたソフト。このアプリはカメラで撮影した画像にフィルターを通すことで、色覚障がい者が識別しづらい色の組み合わせを区別しやすくするもの。開発者は「例えば私は赤と緑の区別が難しいのですが、このアプリは赤を明るく、緑を暗くして違いを分かりやすくしてくれます」と説明しています。 補正前と補正後 このソフトは無料で公開。製作者は「経済的かつより手軽なものとして開発した」と語っています。 関連キーワード ソフトウェア | アプリケーション | Microsoft | 障がい者 | iOS advertisement 関連記事 生まれつき色覚障がいを持つ人が専用メガネで初めて色を見た瞬間が感動的 君たちは毎日こんな
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北九州市は、発達障害の人や家族、支援者らにソーシャル・ネットワーキング・サービス(SNS)で情報を発信する「市の発達障害情報フェイスブック(FB)」を開設した。パソコンやスマートフォンで、市のホームページから利用できる。 市障害者支援課によると、発達障害に関する講演会や支援者向けの研修会などの情報について、従来は担当部局がそれぞれホームページや冊子などで発信していたことから、市民らから「情報をまとめて提供してほしい」という要望が寄せられていた。 このため、同課が情報をまとめた上で、FBで発信するよう変更。市民や発達障害の人を支援する団体からのイベント情報も掲載できる。 同課は「様々な情報をタイムリーに発信していきたい。家族や支援者同士の情報交換の場としても活用してほしい」としている。
こんにちは、サイボウズ株式会社の小林です。前回は、身近な事例をもとに、Webアクセシビリティの概要を紹介しました。 お伝えしたとおり、元来Webアクセシビリティは、障がい者や特定の身体的特徴による困難を抱えた方への対応と捉えられてきました。しかし、Webアクセシビリティは本当にそのような方のため「だけ」の対応なのでしょうか。 執筆者紹介: サイボウズ株式会社 小林大輔 同社プログラマーとして、Webサービス「kintone」の開発を行う傍ら、社内外に向けて「Webアクセシビリティ」に関する啓発活動を行っている。 Webアクセシビリティが「みんな」に必要となる場面 まず、前回紹介した色に依存しない表現について言えば、色弱や色盲などのユーザだけではなく、晴眼者にとっても重要になる場合があります。典型的な状況は、Webページを白黒印刷するときです。白黒印刷では色で表現された情報が失われてしまうた
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