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ブックマーク / typojourney.blog81.fc2.com (13)

  • 文字の旅人 - 一般にもおすすめできる文字の本

    先日ご紹介した『プルーストとイカ』に関して「少し難しい」という声をいくつかいただきましたので,一般の方にもおすすめできる文字のとして,最近読んだの中からもう一冊ご紹介させていただきます。 今回ご紹介するのは『文字の骨組み』というで,書道家であり,ブックデザイナーであり,印刷史にも通じる多才な著者,大熊肇氏が文字の「字体」を多面的に考察した内容となっています。 職業で文字に関わる人の間でも難しいと言われることがある「字体」について,噛み砕いた言葉で丁寧に説明されており,さらに,図版を豊富に用い,重要語句は太字や色を着け,巻末にはよく引用される資料を収録するなどの工夫を凝らして積極的に説明されています。特に後半は,エッセイのような50ものトピックが掲載されていますので,テンポよく,雑学のように楽しく読んでいただけると思います。 私の場合は,仕事ではもちろん,小二の息子に文字の書き方を教

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    schrift 2009/05/29
  • 文字の旅人 - 文字の力で戦う 侍戦隊シンケンジャー

    今日からテレビ朝日のスーパーヒーロータイムに新しく「侍戦隊シンケンジャー」が登場しましたね。 このお話は,『武芸に優れ,代々受け継いだ不思議な文字の力“モジカラ”で戦う志葉家の殿様と4人の家臣たち※』の物語で,日文化に由来するアイテムがいたるところに登場します。そして,変身アイテムはなんと「ショドウフォン」と名づけられた毛筆です! 脚家は映画化四作目も決まった「仮面ライダー電王」を手がけるヒットメーカーの小林靖子さんで,この作品もヒットすること間違いナシ。書字文化の見直し,文字文化の盛り上がりが期待できます。これは,書く文字と印刷活字との関連を研究される,トナンさんこと大熊肇氏の大ブレークを予感させる出来事ですね。 ※http://www.tv-asahi.co.jp/shinken/contents/intro/,2009年2月15日 →テレビ朝日/侍戦隊シンケンジャー →Tonan

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    schrift 2009/03/10
  • 文字の旅人 ★「亮月研」を発足しました。

    亮月研1 「版」の誘惑展 見学会 ■亮月研について  写植ファンサイト「亮月製作所」の桂光亮月とタイポグラフィー情報ブログ「文字の旅人」の的場仁利の二人で亮月研(りょうげつけん)というサークルを立ち上げました。  亮月研とは主に名古屋圏で活躍する文字を愛する人のための集まりで、文字文化の発展のために文字全般に関する研究や交流を行うことを目的としています。  2007年に計画が持ち上がり、印刷史研究家の府川充男さんとタイプフェイスデザイナーの岡澤慶秀さんらが中心となって運営されている岡澤研を参考にしています。 ■今回の催し  亮月研の活動として、8月23日(土)に名古屋市美術館で開催される「版」の誘惑展の見学会を企画いたしました。  「版」の誘惑展は、山鼎(やまもと かなえ)、シャガール、ピカソといった国内外の優れた版画や現代美術の作品を通して、多種多様な版による表現の面白さや楽しさを紹介

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    schrift 2008/07/09
  • 文字の旅人 角ゴシック体Caファミリーとフォント業界の行方

    私はテレビをほとんど見ないのですが、たまに見るとテロップの様変わりには驚かされます。 少し前からですが、これまで写研だったものの多くがフォントワークスに置き換わっているようで、最近はモリサワも結構見かけるようになってきました。また、印刷物ではこれまであまりお目にかかることがなかった書体や出たばかりの新書体にも出会うことがありワクワクさせられます。使われ方の良し悪しは別として、書体のバリエーションの豊富さには目を見張るものがあります。 そんな中で最も目に留まった書体が、キヤノンの角ゴシック体Caファミリー。かなり高い頻度で遭遇します。和文フォント大図鑑で調べてみたところ、2007年1月31日で販売終了とのことで、それどころか、Wikipediaによるとメーカーがフォント事業自体から撤退したとのこと……。見落としていました。 画面の中の文字が注目されているようですが、フォント業界は今後どう動い

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    schrift 2007/10/22
  • 文字の旅人 活字書体風の薬袋

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    schrift 2007/06/22
  • 文字の旅人 ESEC2007 フォント関連のレポートリンク

    組込みシステム開発技術展(ESEC2007)でのフォント関連のレポートをまとめてみました。 ■ダイナコムウェア http://www.dynacw.co.jp/news/20070522.html DigiTypeとGB18030を中心とした展示の解説と会場風景が掲載されています。 ■イワタ http://www.iwatafont.co.jp/MO_NEWS/event.html イワタUDフォントによるユニバーサルデザインがアピールされています。 ■ケータイWatch http://k-tai.impress.co.jp/cda/article/event/34507.html 富士通の携帯電話に搭載されたモリサワフォントを見ることができます。

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    schrift 2007/06/01
  • 文字の旅人 編集会議6月号「編集者のフォント活用術」

    編集会議6月号が第2特集で,「活字だって見た目が重要? 編集者のフォント活用術」という記事を掲載していました。凸版印刷の紺野さんによるタイポグラフィディレクションや様々な媒体での書体選択の事例が取りあげられています。あまり知られることのない印刷関係者の姿がクローズアップされた素晴らしい記事だと思います。必見です。

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    schrift 2007/05/09
  • 文字の旅人 DNP秀英体 「DTPWORLD」5月号に秀英体の記事が掲載

    DNP秀英体が,4月13日発売の「DTPWORLD」5月号に,『大日印刷に聞く「秀英体の来し方、行く方」』という記事が掲載されているとアナウンスしていました。 なお,築地体と並ぶ日の活字の源流「秀英体」は,現在でもモリサワの仮名書体「秀英3号かな」(NewCID/OpenTypeフォント)等や写研の「秀英明朝」(写植)として広く利用することができます。 http://www.dnp.co.jp/shueitai/

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    schrift 2007/05/03
  • 文字の旅人 YOMIURI PC 6月号「誰が日本語を作ったか」にヒラギノが登場

    千都フォントが,4月24日発売の「YOMIURI PC 6月号」にヒラギノフォントの開発秘話やMac OS Xに採用された経緯などが書かれた特集,「誰が日語を作ったかvol.6 愛はヒラギノを救う」が掲載されたとアナウンスしていました。 この連載「誰が日語を作ったか」シリーズは今回で6回目ということですが,ヒラギノ以前のものも気になりますね。 http://www.screen.co.jp/ga_product/sento/

  • 文字の旅人 新MSフォント問題!?

    通りすがりに気になる看板を見つけました。「辻」の文字をよく見ると,3面のうち車道側の2面は二点しんにょう,歩道側の1面は一点しんにょうになっています。JIS2004に対応したWindows Vistaのメイリオ等の新MSフォントWindows XPやMacで文書をやり取りする時に起きる「略字体と伝統的字体の置き換わり」のようなことが1つの看板の中で起きています。(名古屋・高辻で撮影) この看板はかなり前に設置されたもののようで,使われている書体は写研のゴナ(恐らくB),さらによく見るとカッティングシートによる印字でした。剥がされたような形跡は見つけられませんでしたが,一点しんにょうのバランスは二点しんにょうから点を一つ取ったもののように見受けられるので,JIS83以降の略字体優勢を受けて近くで見ることの多い歩道側の点が一つ剥がされたのでしょうか。 JIS2004に対応した新MSフォン

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    schrift 2007/04/19
  • 文字の旅人 写研編「字の見本帳」

    広く一般に向けて企画された書体のスタイルブック。大正,昭和,平成と80年に及ぶ長い時代の要求の中で洗練され,写植全盛期に圧倒的なシェアを築いた,活字由来と写植の書体たちを見ることができます。 1ページに1書体を取りあげ,それぞれのページに「ポイント」として開発意図や経緯,デザイナー名,ファミリー構成といった情報が詳しく記されています。 ここで紹介されている多くの書体は2007年現在専用システムでしか利用できませんが,これらの書体は近年開発されているDTP向けの書体にも何らかの形で大きな影響を与えているため,写研専用機のユーザーでなくとも書体を見る目を育む観点において大変有用な資料になるのではないかと思います。 現在は絶版状態で古書市場で高値で取引きされているようですが,図書館を探せば気軽に見ることができます。 GOMA BOOKS 字の見帳 文章を美しく見せる書体のスタイルブック 写研編

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    schrift 2007/04/01
  • 文字の旅人 フォントワークス最新カタログPDF掲載

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    schrift 2007/01/27
  • 文字の旅人 DTPの勉強部屋 第4回勉強会レポート

    11月25日(土)にInDesignの勉強部屋の森裕司さんが主宰する勉強会,「DTPの勉強部屋」に参加してきました。 前半は,デコ道のdigioさんの「データ出力,ミス・トラブル解決法!」として,トラブル情報を共有してミスを予見できるようになろうというお話。途中質問コーナーをはさんで,後半は荒川印刷の壱岐孝平さん「スタイルの活用〜編集の効率化〜」と題したInDesignのスタイルの利用法・効率的な階層化についてのお話でした。 勉強会終了後は懇親会もあり。私は第一回から参加していますが,今回も盛況で楽しい勉強会でした。 DTPの勉強部屋 http://study-room.info/dtp/ デコ道 http://www.decomichi.com/ 荒川印刷 http://http://www.arkw.co.jp/

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    schrift 2006/12/02
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