タグ

ブックマーク / bijutsutecho.com (44)

  • アートの実践の場としての古本屋。「コ本や」主宰・青柳菜摘インタビュー

    アートの実践の場としての古屋。「コや」主宰・青柳菜摘インタビュー2016年6月より活動するプラクティショナーコレクティヴ「コや honkbooks」。青柳菜摘(アーティスト)が主宰し、映像や書籍の制作、展覧会やイベントを企画するメディアプロダクションとして活動、拠点としてブックショップ兼オープン・スペースを運営してきた。同拠点が神楽坂に2回目の移転をするにあたって、主宰である青柳に、これまでの歩みや今後の展望について聞いた。 聞き手・構成=安原真広(ウェブ版「美術手帖」編集部) ──プラクティショナーコレクティブを名乗る「コや」について、改めて主宰である青柳さんから説明いただければと思います。 コやは名前からわかるように「屋」としての一面が強く見えますが、古屋としての側面を持ちつつ、芸術の中でも気軽に発表できる場が少ない形態の作品、たとえば映像やパフォーマンスなどに触れられる

    アートの実践の場としての古本屋。「コ本や」主宰・青柳菜摘インタビュー
    schrift
    schrift 2022/12/05
  • コンセプチュアル・アート

    「概念芸術」の意味。従来的なメディウムに代わる多様かつ新しい素材や手法の摂取を伴いつつ、1960年代より顕著となった動向を指す。ニューヨーク・スクール/抽象表現主義のロマン主義的な側面に象徴化されるような、創造的個人としての表現主体やその作品の唯一性といった美学的モデルへの、あるいは「絵画」/「彫刻」というヨーロッパ的伝統に連なるカテゴリーへの反発が、アメリカにおいてコンセプチュアル・アートの出現を準備する一因となった。絵画的な視覚性からの脱却と、それにともなう言語や情報媒体などの「読まれるもの」の対抗的な導入は、この動向の主要な特徴である。既存の芸術への批評的視点ゆえ、こうしたアプローチをはじめとするコンセプチュアル・アートの手法は、たんに様式上の批判・変革であるにとどまらず、美術館や市場、美術雑誌、美術史といったアートワールドの諸体制をめぐる制度批判的・分析的な思考をも前景化させること

    コンセプチュアル・アート
    schrift
    schrift 2022/07/20
  • 目指すのは感情が入り込む余地のあるコンセプチュアル・アート。ライアン・ガンダー インタビュー

    目指すのは感情が入り込む余地のあるコンセプチュアル・アート。ライアン・ガンダー インタビュー東京オペラシティアートギャラリーで開催予定だったライアン・ガンダーの個展がコロナ禍の影響で延期となり、代わりにガンダーがキュレーションを担当した収蔵品展「ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展」が6月24日まで開催されている。モノクロ作品ばかりを集めた「色を想像する」(4階)、懐中電灯を持って暗がりを探索する「ストーリーはいつも不完全」(3階)の2つについて話を聞いた。 聞き手・文=中島良平 ライアン・ガンダーが選ぶ収蔵品展、「ストーリーはいつも不完全……」展示風景より 撮影=中川周 白と黒の作品を並べて、見る人の脳に色を想像させる ──東京オペラシティ アートギャラリーでの個展は残念ながら延期になってしまいましたが、そもそものプランとして、個展を3階ギャラリー1・2で行い、4階ギャラリー3・4の収蔵品展

    目指すのは感情が入り込む余地のあるコンセプチュアル・アート。ライアン・ガンダー インタビュー
    schrift
    schrift 2022/07/20
  • ライアン・ガンダーが問いかける「時間」とは何か。東京オペラシティ アートギャラリーで「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」が開幕

    ライアン・ガンダーが問いかける「時間」とは何か。東京オペラシティ アートギャラリーで「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」が開幕昨年の開催を予定しながらも、コロナ禍により延期されていた、東京オペラシティ アートギャラリーの「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」がついに開幕した。 展示風景より、手前が「ウェイティング・スカルプチャー」シリーズ 昨年の開催を予定しながらも、コロナ禍による延期を余儀なくされていた東京オペラシティ アートギャラリーのライアン・ガンダーの大規模個展「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」がついに開幕した。会期は9月19日まで。 展示風景より ライアン・ガンダーは1976年イギリス生まれのアーティスト。2019年のクンストハレ・ベルンでの大規模個展をはじめ、各国で展覧会を開催してきた。また、ドクメンタ、ヴェネチア・ビエンナーレなどの国際展での展示や、2

    ライアン・ガンダーが問いかける「時間」とは何か。東京オペラシティ アートギャラリーで「ライアン・ガンダー われらの時代のサイン」が開幕
    schrift
    schrift 2022/07/20
  • 「ヒップホップとしての絵画」、その新しさとは? 石川卓磨評「千葉正也個展」

    「ヒップホップとしての絵画」、その新しさとは? 石川卓磨評「千葉正也個展」東京・八王子エリアを拠点に活動し、国内外で活躍する千葉正也の大規模な個展が、東京オペラシティアートギャラリーで開催されている。千葉は、紙粘土や木片で人型のオブジェを制作し、身の回りの品々とともに周到に配置した仮設の風景をつくったうえでそれを絵画化するという代表的な手法を中心に、映像、インスタレーション、パフォーマンスなど様々な方法を用いて作品を発表する。自身の絵画作品をダイナミックに配置し、様々なオブジェクトや生きたカメをも共存させる展示空間をつくりあげた展を機に、その絵画やペインターとしての独自性を、美術家、美術批評の石川卓磨が論じる。 文=石川卓磨 展示風景 © 千葉正也 Courtesy of ShugoArts 撮影=武藤滋生 この浅くて横にクソ広い宇宙(*1)について考える千葉正也の登場  日の現代絵画

    「ヒップホップとしての絵画」、その新しさとは? 石川卓磨評「千葉正也個展」
    schrift
    schrift 2021/12/01
  • 美術館の枠を超えていく。「ターナー賞2021」展から見る、イギリス現代アートの最前線

    現代アートの世界でもっとも重要なアワードのひとつ、ターナー賞。今年のファイナリストには、アレイ・コレクティブ、ブラック・オブシディアン・サウンド・システム、クッキング・セクションズ、ジェントル/ラディカル、プロジェクト・アート・ワークスの5組のアート・コレクティブが選出。アーティストの枠を超え、アクティビスト活動が色濃く見られるのが特徴的だ。 テート・ブリテンのディレクターであるアレックス・ファルカーソンは、「今年はターナー賞歴史のなかでも特別な年だ」と語り、史上初めて全員コレクティブとなった理由を「パンデミックでイギリスの国中に見られた一体感や連帯感を映し出しているから」だと説明する。 さらに、5組の活動範囲を見ていると、イギリスのイングランド、ウェールズ、スコットランド、北アイルランドの4つの国すべてを網羅しているのがわかる。EU離脱やパンデミックを経て、いまのイギリスを取り巻く現状を

    美術館の枠を超えていく。「ターナー賞2021」展から見る、イギリス現代アートの最前線
    schrift
    schrift 2021/10/11
  • 李禹煥

    李禹煥は1936年大韓民国慶尚南道生まれ。日大学文理学部哲学科卒業。60年代後半から「もの派」の中心人物として活動。もの派が実践したのは、木や石といった自然素材と、紙や鉄材、ガラスなどの工業製品といった「もの」のあいだに自分の意思を介入させることで、素材同士の新たな関係性を提示するという試み。李は石やガラスなどによって作品を制作したほか、70年代初頭からは平面作品も制作し、「線より」「点より」のシリーズを発表。キャンバスの一部のみに筆の跡を残し、大きく余白を残すこれらのシリーズは、石やガラスを用いていたときと同じように、手を加えることを最小限に抑え、余白の広がりと空間の存在を感じさせるところに特徴がある。 続く80年代には、よりダイナミックに空間を意識した「From Winds」「With Winds」といったシリーズを制作。美術批評も手がけ、『出会いを求めて―新しい芸術のはじまりに』(

    李禹煥
    schrift
    schrift 2021/05/31
  • 高松次郎/デイヴィッド・シュリグリー「レンガと脚立とネオン」(ユミコチバアソシエイツ)

    高松次郎 複合体(脚立とレンガ) 1971 ©︎ The Estate of Jiro Takamatsu Courtesy of Yumiko Chiba Associates ユミコチバアソシエイツではギャラリーオープン当初より毎年、美術家・高松次郎が行った制作活動を紹介し続けてきた。 今年は、ふたりの現代美術作家、高松次郎とデイヴィッド・シュリグリーの作品で構成する企画を開催する。 イギリスを拠点に活動するシュリグリーは、ドローイングや彫刻など、多様な表現媒体を通じて、ユーモラスかつ脱力感のある作品を手がけてきた作家だ。 展の出展作である「EXIBITION」は、赤いネオン管でタイトル通りの文字が造形された作品。展示会場の壁面に掲げられ、そこには、いわゆる「制度批評」と呼ばれる、美術作品が置かれる場や制度自体に対する批評性がある。しかし、ひょろひょろとした手書き文字を思わせるその造

    高松次郎/デイヴィッド・シュリグリー「レンガと脚立とネオン」(ユミコチバアソシエイツ)
    schrift
    schrift 2021/05/30
  • 高松次郎 展(イケダギャラリー 東京)

    の現代美術の重要作家のひとり、高松次郎の個展がイケダギャラリー 東京で開催されている。 高松は1936年東京都生まれ。パブロ・ピカソの作品をきっかけに現代美術に興味をもつ。東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻に入学し、小磯良平に師事。「高松次郎」の名前で、「第10回読売アンデパンダン展」(東京都美術館)に出品する。大学卒業後はインダストリアルデザイナーとして働く傍ら作品を制作。62年に、大学の同級生であった中西夏之らとハプニング《山手線事件》を決行し、翌年に赤瀬川原平、中西夏之とハイレッド・センターを結成する。 64年には代表作となる「影」シリーズを発表。その後、絵画の形式をもつもの、彫刻に似た立体物、文字を用いた版画や写真など多様な作品を手がける。第34回ヴェネチア・ビエンナーレ(1968)、人間と物質展(第10回日国際美術展)(1970)、ドクメンタ6(1977)などに参加する。9

    高松次郎 展(イケダギャラリー 東京)
    schrift
    schrift 2021/05/30
  • 「純粋な絵画」を求めた旅路をたどる。23年ぶりのモンドリアン展がSOMPO美術館で開幕

    「純粋な絵画」を求めた旅路をたどる。23年ぶりのモンドリアン展がSOMPO美術館で開幕日では23年ぶりとなるモンドリアン展「純粋な絵画をもとめて」が、東京・西新宿のSOMPO美術館でスタートした。オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点に加え、国内の美術館から借用するモンドリアン作品と関連作家による作品約20点を出品した展の見どころを紹介する。 展示風景より 水平垂直線と赤・青・黄の三原色の平面による「コンポジション」シリーズで広く知られているオランダ出身の画家、ピート・モンドリアン。その日では23年ぶりとなる展覧会「モンドリアン展 純粋な絵画をもとめて」が、東京・西新宿のSOMPO美術館で開幕した。 展は、オランダのデン・ハーグ美術館所蔵のモンドリアン作品50点に加え、国内の美術館から借用したモンドリアン作品と関連作家による作品約20点によって構成。初期のハーグ派

    「純粋な絵画」を求めた旅路をたどる。23年ぶりのモンドリアン展がSOMPO美術館で開幕
    schrift
    schrift 2021/03/23
  • 今年108歳。篠田桃紅の画業をたどる展覧会がそごう美術館で開催

    今年108歳。篠田桃紅の画業をたどる展覧会がそごう美術館で開催2021年3月に108歳となる篠田桃紅。その長きにわたる画業をたどる展覧会「篠田桃紅展 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が横浜のそごう美術館で開催される。会期は4月3日〜5月9日。 文字のかたちにとらわれない水墨抽象画という独自のスタイルを確立し、現在までつねに新しい表現に挑戦し続けてきた篠田桃紅。その画業をたどる展覧会「篠田桃紅展 とどめ得ぬもの 墨のいろ 心のかたち」が、横浜のそごう美術館で開催される。会期は4月3日〜5月9日。 篠田桃紅は1913年中国・大連生まれ。5歳の頃から父に書の手ほどきを受けて墨と筆に触れ、以後独学で書を極めてきた。戦後は文字を解体し、墨で抽象を描き始め、56年には単身渡米。ニューヨークを拠点に、ボストン、シカゴ、パリなどで個展を開催した。2年間の滞在を経て帰国した桃紅は、左右分割、明暗対照、

    今年108歳。篠田桃紅の画業をたどる展覧会がそごう美術館で開催
    schrift
    schrift 2021/03/04
  • 世界最長の美術番組『日曜美術館』の潮目が変わる? 現代美術家・松山智一を特集

    世界最長の美術番組『日曜美術館』の潮目が変わる? 現代美術家・松山智一を特集アート界に大きな影響を持つNHKの『日曜美術館』はどのように特集を組んでいるのか? 現代美術家・松山智一を特集を手がけたディレクターの話からは、変わりつつある『日曜美術館』の姿が見えてきた。 毎週日曜朝9時(再放送は日曜20時)に放映されるNHK・Eテレの美術番組『日曜美術館』。1976年に放送が始まった同番組は、数あるテレビの美術番組でも最長の歴史を持ち、美術界への影響も絶大だ。 『日曜美術館』は毎週異なる特集を組むスタイルを貫いており、個人のアーティストを取り上げることもあれば美術界の動向や美術館を取り上げることもある。そんななかで、まだまだ登場する機会が少ないのが現代美術の分野だ。日曜美術館で特集される美術分野としては、日美術や西洋の古典美術が比率としては多く、若手・中堅の現代美術家が取り上げられることは数

    世界最長の美術番組『日曜美術館』の潮目が変わる? 現代美術家・松山智一を特集
    schrift
    schrift 2021/02/21
  • 第24回TARO賞は大西茅布に決定。高校3年生、史上最年少受賞

    第24回TARO賞は大西茅布に決定。高校3年生、史上最年少受賞岡太郎の遺志を継ぎ、次代のアーティストを顕彰する岡太郎現代芸術賞(通称「TARO賞」)。その第24回の受賞者が発表され、大西茅布が大賞である「岡太郎賞」を受賞した。同賞受賞者では最年少となる。 岡太郎の精神を継承し、自由な発想で芸術の新しい側面を切り開く次代のアーティストを顕彰することを目的に毎年行われている「岡太郎現代芸術賞」(通称「TARO賞」)。その第24回の受賞者が2月19日、川崎市岡太郎美術館で発表された。 今回のTARO賞は、昨年の452点を大きく上回る616点の応募があり、うち24組が入選。大賞となる岡太郎賞は大西茅布(ちふ)が、岡敏子賞はモリソン小林が受賞した。 大西は2003年大阪府生まれの高校3年生。TARO賞受賞者としては史上最年少だ。2011年より白日会の米谷花織里に師事し、油絵を学んでき

    第24回TARO賞は大西茅布に決定。高校3年生、史上最年少受賞
    schrift
    schrift 2021/02/20
  • 槇文彦と慶應義塾Ⅰ:反響するモダニズム(慶應義塾大学アート・スペース)

    三田キャンパス 図書館新館(鉄骨鉄筋コンクリート造、地上7階地下5階建、1981年竣工) 設計=槇文彦 写真=新良太 ©︎ 慶應義塾大学アート・センター 日吉キャンパス 図書館(鉄骨鉄筋コンクリート造、地上5階地下1階建、1985年竣工) 設計=槇文彦 写真=新良太 ©︎ 慶應義塾大学アート・センター 慶應義塾大学アート・スペースのアート・アーカイヴ資料展では、「槇文彦と慶應義塾Ⅰ:反響するモダニズム」を開催する。 慶應義塾やハーバードに学んだ槇文彦(1928〜)は、世界の建築設計の第一線に立ち続けるモダニズム建築家。その建築哲学は、建築そのものだけでなく、建築物を取り巻く周囲の環境への深い理解に立脚し、都市と建築との関係、また現状のみならず歴史的文脈における正当性といった「倫理観」をも含む透徹した視線を特徴としている。 展では、慶應義塾大学の「三田キャンパス」と「日吉キャンパス」を軸に

    槇文彦と慶應義塾Ⅰ:反響するモダニズム(慶應義塾大学アート・スペース)
    schrift
    schrift 2021/02/17
  • 構成主義のポスター130点でコミュニケーションの可能性を探る。東京都庭園美術館で「20世紀のポスター」展が開幕

    構成主義のポスター130点でコミュニケーションの可能性を探る。東京都庭園美術館で「20世紀のポスター」展が開幕20世紀の構成主義の系譜を130点のポスターでたどる展覧会「20世紀のポスター[図像と文字の風景]―ビジュアルコミュニケーションは可能か?」が、東京都庭園美術館で開幕した。会期は4月11日まで。 展示風景より、ジョルジオ・カムッフォによるポスター

    構成主義のポスター130点でコミュニケーションの可能性を探る。東京都庭園美術館で「20世紀のポスター」展が開幕
    schrift
    schrift 2021/02/04
  • 作者の死

    ロラン・バルトは論文「作者の死」(1967)のなかで、作者、すなわち近代に誕生した「人格」「経歴」「趣味」「情熱」などによって作品を創造する主体が死を迎える=非人格化されることでエクリチュールが始まるとした。 作品は作者=人格に支配されたものではないとされ、ステファヌ・マラルメが言語活動の所有者を、言語活動そのものへと置き換えたように、「書く」こととは作者が言葉を語るのではなく、言葉自体が語るものであると論じられた。現代における作者は、作品に先行し、起源とされる者から、いま、ここで、テクストのさまざまな結びつき、混ざり合い、対立を記す「書き手」となる。そうして書かれるテクストとは、無数にある文化の中心からやって来る引用の織物であり、ゆえにエクリチュールは作者の意図を解読するためのものではなく、多元的に対話を行い、パロディ化し、異議を唱え合うものとなるのである。 こうしたテクスト論におけるエ

    作者の死
    schrift
    schrift 2020/09/06
    “ 作品は作者=人格に支配されたものではないとされ、ステファヌ・マラルメが言語活動の所有者を、言語活動そのものへと置き換えたように、「書く」こととは作者が言葉を語るのではなく、言葉自体が語るものである
  • ライゾマティクス展、東京都現代美術館で2021年3月開催へ。設立15周年の本格的個展

    東京都現代美術館で、ライゾマティクス展の開催が決定した。会期は2021年3月20日~6月20日。 「Rhizomatiks(ライゾマティクス)」は2006年に結成。以来、広告や宣伝からメディア・アート作品、国内外のアーティストの大規模なライブ公演までを手がけ、つねに人とテクノロジーの関係を探求し続けてきた。 世界的に活躍するビョーク、スクエアプッシャー、Perfume、狂言師・野村萬斎や研究者らとのコラボレーションに加え、多様な視覚化やスペキュラティブなプロジェクトを通して、技術と表現の新しい可能性を追求。斬新なインパクトを持つその時間・空間表現は、国際的に高い評価を得ている。 展は、ライゾマティクスの設立15周年を契機とする格的な個展。オンライン上にもハイブリッドに展開する新作やアーカイブを通して、絶え間なく変化する世界と同期する、その卓越した試みを見ることができる。なお展覧会の詳細

    ライゾマティクス展、東京都現代美術館で2021年3月開催へ。設立15周年の本格的個展
    schrift
    schrift 2020/09/04
  • 日本初の「デザイン経営」人材育成講座。多摩美術大学が来春開講へ

    初の「デザイン経営」人材育成講座。多摩美術大学が来春開講へ多摩美術大学は「デザイン経営」を社会に実装する日初の試みとして、ビジネスパーソンを対象とした講座「TCLー多摩美術大学クリエイティブリーダシッププログラム」を2020年春より開講すると発表した。 多摩美術大学が11月21日、2020年春より開講する「TCLー多摩美術大学クリエイティブリーダシッププログラム」(以下TCL)についての発表会見を行った。多摩美術大学はこのプログラムを通じて、デザインとビジネスをかけ合わせたハイブリッド人材を育成し、デザインの方法論でビジネスをドライブさせる「デザイン経営」を社会に実装するという。 今回のプログラムでうたわれているデザイン経営とは、デザインによって日企業の競争力を高めることを目的に、2018年5月に経済産業省・特許庁が「『デザイン経営』宣⾔」として取りまとめた報告書で方針づけられたも

    日本初の「デザイン経営」人材育成講座。多摩美術大学が来春開講へ
    schrift
    schrift 2020/08/21
  • もの派、ポスター、メディア・アートに見るアーカイヴの新たな展望。多摩美術大学で2日間のシンポジウムが開催

    2018年4月に設立された、多摩美術大学のアートアーカイヴセンター。大学が有する膨大な美術資源を整理するとともに、時代背景や制作過程までを含めたアーカイヴを構築し、次の世代に繋げるためのプラットフォームとして活動してきた。 そんな同所で今回、第1回目となるシンポジウム「新たなるアートアーカイヴに向けて」が開催。センター設立時の活動の軸である「もの派」「ポスター」「メディア・アート」を中心に、発表と議論が行なわれる。 「もの派-70年代 by Anzai」展示風景 具体的には、「もの派」に深く関連したアートドキュメンタリスト・安齊重男の写真の可能性を探る「もの派 / 安齊重男写真アーカイヴ」、同大学と製紙会社の竹尾、DNP(大日印刷)が収集するポスター群を扱う「ポスター / 多摩美ポスターアーカイヴ」、15年に急逝したメディア・アーティスト、三上晴子のインタラクティヴ・インスタレーション

    もの派、ポスター、メディア・アートに見るアーカイヴの新たな展望。多摩美術大学で2日間のシンポジウムが開催
    schrift
    schrift 2020/08/09
  • ダダからニュー・ペインティングまで。「絵本に見るアートの100年」展が国立国会図書館 国際子ども図書館で開催

    ダダからニュー・ペインティングまで。「絵に見るアートの100年」展が国立国会図書館 国際子ども図書館で開催東京・上野の国立国会図書館 国際子ども図書館で、「絵に⾒るアートの100年―ダダからニュー・ペインティングまで」展が開催される。展では20世紀初頭から現代にいたるまで、芸術思潮と絵の関わりを前・後期あわせて約300点の資料で紹介。会期は10⽉1⽇〜2020年1月19日(展示替えあり)。 「絵に⾒るアートの100年―ダダからニュー・ペインティングまで」展が、国立の児童書専門図書館である東京・上野の国立国会図書館 国際子ども図書館で開催される。会期は10⽉1⽇~2020年1月19日。 左から原作=オスカー・ワイルド、訳=曽野綾⼦、画=建⽯修志『幸福の王⼦』(バジリコ、2006)、絵=エル・リシツキー『6つの構成による2つの正⽅形についてのシュプレマティスムのお話』(Skify、1

    ダダからニュー・ペインティングまで。「絵本に見るアートの100年」展が国立国会図書館 国際子ども図書館で開催
    schrift
    schrift 2020/08/04