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ブックマーク / ekrits.jp (8)

  • 大林寛, コルシカ「学習まんが「記号とアブダクション」」 | ÉKRITS / エクリ

    株式会社OVERKAST代表。エクリ発行人/編集長。情報設計とエクスペリエンスデザインを専門にしたクリエイティブディレクターとして活動。サービス・事業のブランディングからインターフェースの設計まで行う。東洋美術学校クリエイティブデザイン科エクスペリエンスデザイン講師。

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    schrift 2023/01/10
  • 河野三男「タイポグラフィの領域:補遺」 | ÉKRITS / エクリ

    はじめに 稿は、拙著『タイポグラフィの領域※1』(以下、『領域』)について、その結論部を補足する試みである。 『領域』を執筆した動機は、タイポグラフィという言葉の定義化の必要を痛感したからである。まずこの国では、来の意味と齟齬をきたす使われ方がなされていると見えたからであり、次に質的な概念の抽出が、その語を口にする者にとっては必要だろうと考えたことにある。そのためには時代の技術変化に支配される環境下においても一定不変である概念を引き出す努力が不可欠であり、その定義化という作業では歴史を遡らざるを得ないことから、可能な限りの広い渉猟と慎重さが要求される。それに応えられたかはかなり心もとないが、幸運にも発表の機会を得て、ここに四半世紀を迎えようとしている。 『領域』の結論では、「タイポグラフィとは活字書体による言葉の再現・描写である」と示し※2、定義の一例として提案した。 タイポグラフィ

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    schrift 2020/09/24
  • 河野三男「タイポグラフィ雑誌『フラーロン』とその影響」 | ÉKRITS / エクリ

    はじめに 稿では、イギリスのタイポグラフィ専門雑誌『フラーロン(The Fleuron)』誌を探ってみる。その活動期間は、1923年に発行開始し1930年までと短く、ほぼ1年に1号発刊という計画で、7号目で幕を下ろした。その発刊の経緯と編集方針、同時代へのタイポグラフィを巡る視点を調べ、その後の雑誌類への影響を比較し、現代に残したその意義を考えてみる。 なお、稿をまとめる前に、筆者はこの雑誌の体裁上の解剖を試みた。つまり、印刷部数、判型、文組版、扉と目次、ノンブルと柱、内容構成、執筆者とその特徴、広告主、資金調達、定価設定、編集者による執筆者の選択、内容構成上の差異などを調べたが※1、ここではそれを踏まえている。 日でいえば大正12年から昭和5年までの間に、ロンドンで発行された『フラーロン』は注目されることが少ない。この雑誌に掲載された論文内容と発行を支えた人物の行動は専門的かつ地

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    schrift 2020/01/21
  • アッシュビルに旅して – ブラックマウンテンカレッジ考 #1 / 永原 康史 | ÉKRITS / エクリ

    ブラックマウンテンカレッジのことを書いてみようと思い立ったのは、縁あってジョセフ・アルバースの“Interaction of Color”の監訳作業※1をしていた2016年春のことだ。それから2年たった今、ようやく手をつけることができた。 ブラックマウンテンカレッジ(以下、BMC)は、1933年から1957年の25年間、アメリカ東南部ノースキャロライナ州ブラックマウンテンにあったリベラルアーツスクールだ。芸術教育が目立ったがためにアートスクールと思われていることが多いが、それは大いなる誤解である。 BMCの芸術教育を先導したのはジョセフ・アルバース※2で、バックミンスター・フラー※3がドーム建築を試み、ジョン・ケージ※4が最初のイベント「シアター・ピース#1」を実行し、マース・カニンガム※5が舞踏団を結成、そして後期にはチャールズ・オルソン※6の下、ブラックマウンテン派と呼ばれる詩人たちが

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    schrift 2018/11/07
    すばらしい
  • 久保田晃弘「ポスト人間中心時代の理性によるデザイン」 | ÉKRITS / エクリ

    インターフェイスデザインをめぐる思考実験 2015年の11月に日語版が出版された『スペキュラティヴ・デザイン』の冒頭には、著者のアンソニー・ダンとフィオナ・レイビーのデザイン宣言ともいえる「A/B」の表が掲げられている。ここで「A」というのは、ふつう理解されている肯定的なデザイン。「B」というのは、彼らが実践しているところのデザインである。 「A」のふつう理解されている肯定的なデザインというのは、例えばApple社のデザインだったり、ドン・ノーマンがいう「使いやすい」デザインだったり、もはやイノベイティブではなくなってしまった、マジョリティのためのデザインのことである。こうした伝統的な人間中心主義的デザインに対する信仰、その裏返しでありパラフレーズの技術による人間拡張主義、あるいは人間とコンピュータがシームレスに融合する、といった類のテクノロジー中心主義に対する無批判な肯定は、そのこと自

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    schrift 2018/09/11
  • 久保田晃弘「未来から逆算するインターフェースの可能性」 | ÉKRITS / エクリ

    インターフェースとしか言えないもの 「デザイン」という言葉が大量生産の登場と共に生まれたように、今日の「インターフェース」という言葉は、コンピュータの登場によって生まれた概念だ。コンピュータ以前の道具にとって、カメラのシャッターボタンはシャッターボタンであり、ピアノの鍵盤は鍵盤であって、インターフェースではなかった。インターフェースとは、コンピュータという新しいメタマシンを、見慣れた道具や機械に似せることで、既存の経験や個人の慣習の領域に引きずり込むための表象であった。 インターフェースを現実世界に存在するものに似せてつくる「スキューモーフィズム」。それはすでに、身の回りの素材やモノに溢れていた。木造住宅をレンガのようにみせるサイディングや、木目が印刷された壁紙、大理石のようなプラスチックなど。これらもコンピュータ以降の世界では、インターフェースと呼ばれていいものだろう。 しかし、こうした

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    schrift 2018/09/11
  • 久保田晃弘「芸術的活動の数理的描写」 | ÉKRITS / エクリ

    記事を構造的に理解していただけるように、ダウンロードして印刷して組み立てられる八面体ペーパーモデルをご用意しました。 → 八面体ペーパーモデル(PDF) 1. 新しい美学の方へ 今日、私たちの身の回りには、スマートフォンに組み込まれたカメラや監視カメラ、そこから得られた画像データを解析するコンピュータビジョンや機械学習技術によって、人間のためだけではない、機械やソフトウェアのような、非人間による非人間のための、さまざまな視覚的表現が現われた。こうした状況を背景に、アーティスト/批評家のジェームズ・ブライドルは、2011年5月から自身のTumblr上で、ハードウェアとソフトウェアが混在した今日のハイブリッドな社会における、新たな美学のありかとその意味を探る「The New Aesthetic(新しい美学)」という研究プロジェクトを開始した。 ここでいう「美学」が扱っているのは、いわゆる「美

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    schrift 2018/09/11
  • 久保田晃弘「芸術作品と社会の双対性を目指して」 | ÉKRITS / エクリ

    随伴函手は至るところに現れる。ソーンダース・マックレーン『圏論の基礎』初版への序 共感と反感は、それだけでは何の役にもたちません。真理のみが人々を結びつけるのです。『ドキュメント ヨーゼフ・ボイス』共同記者会見 1. はじめに 前稿「芸術的活動の数理的描写」では、アーベル圏というホモロジー代数が展開できるように、いくつかの公理を満たした性質のいい圏を用いて、ジェームズ・ブライドルの「新しい美学」、そしてマルセル・デュシャンが「創造過程(創造的行為)」の講演で示したような、システムとしての美学(芸術作品の意味)を生み出す芸術的活動のダイナミズムを、数学的図式(スキーマ)を用いて表現した。 これまでにも、芸術に関するさまざまな過程や行為のモデルはあったが、それらは対象に合わせた恣意的なモデルになることが多く、その一般性や汎用性は限定的なものにならざるを得なかった。それに対して、前稿で提示した

    久保田晃弘「芸術作品と社会の双対性を目指して」 | ÉKRITS / エクリ
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    schrift 2018/09/11
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