【ニューデリー=田北真樹子】インド政府は、伝統医学アーユルベーダなど古来伝わる知識を「伝統知識デジタル図書館(TKDL)」として管理し、海外で外国企業などが、インドに由来する商品の特許を取得することを阻止している。TKDLは知的財産の保護に大きくつながるだけでなく、伝統知識を特許化すればインド政府の莫大(ばくだい)な収入源になる可能性も秘めている。 ■日本企業の4件も却下 TKDLを管轄するのは科学技術省の傘下にあるインド科学産業研究委員会(CSIR)。CSIRのVKグプタ会長によると、インドは昨年2月から、欧州特許庁(EPO)にTKDLへのアクセスを許可した。それ以降、EPOが受け付けた特許申請のうち、36件がインドの伝統知識によるものだと判断された。このうち13件が申請を却下され、残りの23件も同じ結果になる見通しだという。 却下された申請の中には、日本企業からのものも4件含まれていた
29日にリニューアルオープンする明石市立天文科学館(人丸町)で8日、展示の解説などに取り組むボランティア(通称・天ボラ)の研修会があり、市内外から30人が参加した。実践研修を経て、初日から実際に活動を始める。(中務庸子) 「天ボラ」は今回のリニューアルを機に導入。4月からホームページなどを使って募集し、これまでに66人の登録申請が寄せられた。活動は土日祝日や夏休みなど長期休暇期間中、3階展示室にある「太陽系儀」などを解説するほか、4階に新設したキッズコーナーで絵本の読み聞かせなどに従事する。 この日は天文科学館の概要や、ボランティアの心得などを学ぶ基礎研修。一新された館内展示の見学もあり、学芸員が子午線が通る町や各国の時差などについて説明し、参加者らは熱心にメモを取っていた。 「天ボラ」最年少の滝川第二高校1年生(15)=神戸市=は「小学生の時に天文科学館の望遠鏡で、火星の大接近を見て以来
医師はリスクを承知で研究を優先させたのか、それとも最善を尽くしたのか--。慶応大病院(東京都新宿区)で治療を受け、がんの一種・子宮肉腫(にくしゅ)で亡くなった女性の両親が「死亡は誤診が原因」として慶応義塾に賠償を求めた訴訟の第2回口頭弁論が7日、地裁松戸支部で開かれる。被告の慶応大側は前回弁論で請求棄却を求めており、今回、訴えに全面的に反論する答弁書を提出する見込みだ。 県内に住む女性の両親は「早期に子宮を摘出すれば助かる見込みがあったのに、良性の偽肉腫の可能性を告げられ、結果的に誤りで手遅れとなった」と訴えている。 訴状によると、死亡した女性は03年8月、子宮のポリープで慶応大病院を受診。同大医学部助手の担当医と向井万起男准教授は切除した組織片を調べ、肉腫に見えても良性の場合があるとする海外論文を参考に「良性の偽肉腫が第1候補」と診断。ポリープを調べる経過観察を続けた。だが、女性は04年
がんの一種・子宮肉腫で死亡した慶応大病院(東京都新宿区)の女性患者(当時26歳)の両親が「誤診が原因」として大学側に賠償を求めた訴訟で、診断した同大医学部の向井万起男准教授が「妻がこの病気になれば子宮を取る」と遺族に説明していたことが7日分かった。向井氏と担当医は「良性の偽肉腫」と判断して女性の子宮を摘出しておらず、両親側は向井氏の発言を「摘出の治療方針を決める義務を(分かっていながら)怠った証拠だ」と主張している。同日に千葉地裁松戸支部(森邦明裁判長)であった第2回口頭弁論で、両親側は発言を引用した準備書面を提出。一方、病院側は「肉腫と断定できる根拠はなく、子宮を摘出すべきだとは到底言えない」と全面的に争う内容の書面を出した。 両親側の書面や弁護士によると、女性死亡から約2年後の06年11月7日、病院側は遺族を呼び説明会を開いた。向井氏は治療経過を説明する中で「私、女房(向井千秋・宇宙飛
外来のタンポポの侵入状況などを調べる民間の「タンポポ調査・西日本2010」(実行委員会主催)が、西日本の19府県で実施されている。大規模なタンポポ調査は異例。花や種を郵送すれば誰でも参加でき、昨年の予備調査以降、2万件以上の情報を収集した。タンポポの外来種と在来種の分布状況は環境破壊の指標とされる。実行委は広域調査によって、タンポポの生態から環境の変化などを分析したい考えだ。実行委は、教育現場をはじめ幅広く一般参加を呼び掛けている。 同実行委によると、関西はもともと在来種のカンサイタンポポが主流だった。70年代ごろから、外来種のセイヨウタンポポやアカミタンポポが拡大、雑種も生じている。宅地開発などで地面が荒れた場所は、在来種が育ちにくく、外来種が繁殖する。 タンポポ調査は身近な自然を考える材料として、各地で行われているが、75年にスタートした関西は先がけ。社団法人「大阪自然環境保全協会」(
京都大は、国内外の優れた若手研究者を原則5年間、年俸制で准教授や助教として採用し、次世代を担う研究者を育てる「白眉(はくび)プロジェクト」の来春採用分の募集を始めた。 人文学や社会科学、自然科学のすべての分野が対象で、採用の上限は20人。博士号を持っていることが条件。採用されると、プロジェクトのために新設された同大学次世代研究者育成センターに所属し、給与のほかに研究費を年間100万〜400万円程度配分する。 6月24日正午までに提案書と業績目録などを同大学研究推進支援グループ(hakubi@mail.adm.kyoto−u.ac.jp)に電子メールで提出。書類選考と面接で選ぶ。 プロジェクトの採用活動は昨年度から開始。今春採用分は588人の応募に対し18人が内定を得た。
サービス終了のお知らせ SankeiBizは、2022年12月26日をもちましてサービスを終了させていただきました。長らくのご愛読、誠にありがとうございました。 産経デジタルがお送りする経済ニュースは「iza! 経済ニュース」でお楽しみください。 このページは5秒後に「iza!経済ニュース」(https://www.iza.ne.jp/economy/)に転送されます。 ページが切り替わらない場合は以下のボタンから「iza! 経済ニュース」へ移動をお願いします。 iza! 経済ニュースへ
<たけしのコマ大数学科(フジ系)>たけし軍団と理系東大生が「数学」の問題に挑戦する番組――と紹介するとミもフタもないが、実は放送4年目を迎える長寿番組なのである。ビートたけしは「もし違う道を選ぶなら、数学の研究者になりたかった」というほどの数学好き、それが高じて番組を制作するにいたったのだろうが、「数学」を頭が働きにくい深夜の番組にしようというテレビ局の思い切りがすごい。 難しすぎて… 今回の問題は「正2010角形の異なる3頂点A・B・Cの組のうち、三角形ABCの内角が全て整数度となるものの個数を求めなさい。(ただしABCを並べ替えただけの組は同じとみなします。)」というもの。まず、たけし軍団の芸人たちが計算式を用いずに時間と体力を使って問題を解く。今回はロープで円を作り、その円に正2010角形の1/10 である正201角形の頂点、201個の赤い印を付けていく。その201個の印を使って作れ
コンテンツだけではなく、広くビジネス界で注目を集めつつある「プロデューサー」という人材。その強みは、ただ単にプロジェクトを企画・運営するだけではなく、考えうるものすべてを駆使する総力戦を仕掛けられる構想力だ。 10年後に全世界の都市で同時にイベントを あるグローバル・スポーツ・イベントについて、プロデューサー・チームから意見を求められたことがある。開催はこれから10年以上先のグローバルなスポーツ・イベント。繰り広げられる試合の観戦を遠隔疑似体験できる超臨場感施設を全世界各国の主要都市に設立しようというもの。全世界の子どもたちがトッププレーヤーの活躍に、遥か遠隔地の客席から、あるいはプレーヤーの視点で興じる……というプランへコメントがほしい、というもの。 先日亡くなった国際オリンピック委員会(IOC)元会長のファン・アントニオ・サマランチ氏が先鞭をつけ、積極的に進めたオリンピックなどスポーツ
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