秋田の夏の風物詩、「ババヘラアイス」。年配の女性、すなわち「ババ」がヘラでアイスを盛ってくれるのでこう呼ばれています。この「ババヘラアイス」が今、東南アジアのカンボジアで貧困層の女性たちの生活改善に役立っています。 そこで売られているのが「ババヘラアイス」。アイスの製造会社が材料や屋台をすべて用意し、アイスを販売する女性には元手は一切必要ありません。 このババヘラアイスの販売をカンボジアの貧しい女性の支援につなげられないかと考えたのが、秋田県出身の報道カメラマン、高橋智史さんです。 カンボジアは年7%という経済成長を続ける一方で貧富の格差も拡大し、国民の3人に1人は貧困層という調査もあります。 高橋さんのアイデアにババヘラアイスを製造している男鹿市の会社が共感し、全面的に協力してくれました。 会社のメンバーがカンボジアに入り、アイスの作り方を貧困層の女性たちに指導。子どもでも買える値段にす