世界中のIPv4グローバルアドレス管理の大元であるIANA(Internet Assigned Numbers Authority)は米国時間の2011年2月3日、最後に残ったIPv4グローバルアドレス5ブロックを、世界に五つある地域インターネットレジストリー(RIR)にそれぞれ一つずつ割り振った。これをもって、ついにIPv4グローバルアドレスの中央在庫が枯渇した。 今回の割り振りは、以前から決まっていた「IANA在庫が最後の5ブロックになった段階で、各RIRに1ブロックずつ割り振る」というポリシーに従って実行されたもの。既に米国時間の1月31日には、IANAがアジア太平洋地域のRIRであるAPNICに2ブロックを割り振っており(関連記事1、関連記事2)、未割り振りの領域は5ブロックとなっていた。なお、ここで言うアドレスブロックは「/8」というサイズで、実際には1677万7216のIPv4