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澤田克己の検索結果1 - 33 件 / 33件

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澤田克己に関するエントリは33件あります。 韓国歴史社会 などが関連タグです。 人気エントリには 『澤田克己 on Twitter: "韓国が2015年のMERS流行の失敗で学んだのは、検査体制など疫学的対応だけではありません。国民に信頼してもらえなければ感染症対策はうまくいかないことも痛感されました。何がまずかったのか、どう改善したのか。16年に新設された初代リスクコミュニケーション担当官に聞きました。1/8"』などがあります。
  • 澤田克己 on Twitter: "韓国が2015年のMERS流行の失敗で学んだのは、検査体制など疫学的対応だけではありません。国民に信頼してもらえなければ感染症対策はうまくいかないことも痛感されました。何がまずかったのか、どう改善したのか。16年に新設された初代リスクコミュニケーション担当官に聞きました。1/8"

    韓国が2015年のMERS流行の失敗で学んだのは、検査体制など疫学的対応だけではありません。国民に信頼してもらえなければ感染症対策はうまくいかないことも痛感されました。何がまずかったのか、どう改善したのか。16年に新設された初代リスクコミュニケーション担当官に聞きました。1/8

      澤田克己 on Twitter: "韓国が2015年のMERS流行の失敗で学んだのは、検査体制など疫学的対応だけではありません。国民に信頼してもらえなければ感染症対策はうまくいかないことも痛感されました。何がまずかったのか、どう改善したのか。16年に新設された初代リスクコミュニケーション担当官に聞きました。1/8"
    • なぜ「残念」? 産業遺産情報センターに行ってみた | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

      世界文化遺産「明治日本の産業革命遺産」の全体像を紹介する「産業遺産情報センター」(東京都新宿区)の一般公開が6月から始まった。九州を中心とした8県に点在する23施設の情報をまとめて紹介する施設なのだが、残念なことに、そういった本来の意義よりも韓国との外交摩擦の新たな舞台に浮上したことで注目を集めている。いったいどんな施設なのだろうか。6月下旬に訪れ、加藤康子センター長に案内してもらった。 加藤さんは30年ほど前から各国の産業遺産を研究し、世界文化遺産登録へ向けた運動を引っ張ってきた立役者だ。センターに掲示された遺産登録までの歩みも、加藤さんが1999年に『産業遺産――「地域と市民の歴史」への旅』という本を出したところから始まっている。英国、米国、オーストラリアでの産業遺産の保存と活用について紹介するこの本で、加藤さんは日本の現状への物足りなさを吐露していた。 そうした思いの結実といえるのが

        なぜ「残念」? 産業遺産情報センターに行ってみた | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
      • 澤田克己 on Twitter: "もう10年近く前、「韓国は国をあげて韓流を外国に売り込んでる」と批判めいた口調で話す人がけっこういた。たまたま韓国政府の文化観光省に友人がいたので、どんな支援をしているのか聞いたことがある。確かに国が支援はしてたけど、やり方は非常にスマートだった。"

        もう10年近く前、「韓国は国をあげて韓流を外国に売り込んでる」と批判めいた口調で話す人がけっこういた。たまたま韓国政府の文化観光省に友人がいたので、どんな支援をしているのか聞いたことがある。確かに国が支援はしてたけど、やり方は非常にスマートだった。

          澤田克己 on Twitter: "もう10年近く前、「韓国は国をあげて韓流を外国に売り込んでる」と批判めいた口調で話す人がけっこういた。たまたま韓国政府の文化観光省に友人がいたので、どんな支援をしているのか聞いたことがある。確かに国が支援はしてたけど、やり方は非常にスマートだった。"
        • 澤田克己 on Twitter: "韓国の疾病管理本部について調べて感心したこと。2015年のMERS流行での失敗を受けて16年に組織を拡大再編した時、本部長直轄の「危機コミュニケーション担当官」組織を創設。感染症発生に備えた「国民向けの分かりやすい発信」を平時から… https://t.co/nMKYPpIvID"

          韓国の疾病管理本部について調べて感心したこと。2015年のMERS流行での失敗を受けて16年に組織を拡大再編した時、本部長直轄の「危機コミュニケーション担当官」組織を創設。感染症発生に備えた「国民向けの分かりやすい発信」を平時から… https://t.co/nMKYPpIvID

            澤田克己 on Twitter: "韓国の疾病管理本部について調べて感心したこと。2015年のMERS流行での失敗を受けて16年に組織を拡大再編した時、本部長直轄の「危機コミュニケーション担当官」組織を創設。感染症発生に備えた「国民向けの分かりやすい発信」を平時から… https://t.co/nMKYPpIvID"
          • 文在寅大統領ら韓国の「進歩派」に敵意むき出し――澤田克己が語る「反日種族主義」 | 文春オンライン

            竹島、徴用工や慰安婦問題など韓国で通説となっている歴史認識を検証した『反日種族主義』。今夏刊行された韓国では曺国前法相が批判するなど物議を醸し11万部超、11月発売の日本版は36万部に。日韓で賛否両論、波紋を呼ぶ本書を識者が論じる。 ◆◆◆ 書かれている内容は、既存の研究で明らかにされてきたものが大半です。 日本が「朝鮮民族の精気を抹殺する」ために鉄杭を打ち込んだという荒唐無稽な主張や、朝鮮総督府の建物を解体した金泳三政権の倒錯した姿勢、「反日ならなんでもあり」の小説家や政治家への批判……。これらは世宗大学の朴裕河教授が2000年に上梓した、『誰が日本を歪曲するのか』(邦訳は『反日ナショナリズムを超えて』)で言及しています。目新しい歴史的発見は、本書には記されていません。 「進歩派」を攻撃するための一手 ではなぜ著者の李栄薫氏らはこの本を出したのか。 それは文在寅大統領ら進歩派を攻撃するた

              文在寅大統領ら韓国の「進歩派」に敵意むき出し――澤田克己が語る「反日種族主義」 | 文春オンライン
            • 澤田克己 on Twitter: "「佐渡島の金山」世界文化遺産への登録 来年は難しい情勢 | NHK https://t.co/qbaZSAiQEE NHKは推薦書の不備としているが、私の聞いている理由は少し違う。明治日本の産業革命遺産に関する世界遺産委から… https://t.co/LAr43crU56"

              「佐渡島の金山」世界文化遺産への登録 来年は難しい情勢 | NHK https://t.co/qbaZSAiQEE NHKは推薦書の不備としているが、私の聞いている理由は少し違う。明治日本の産業革命遺産に関する世界遺産委から… https://t.co/LAr43crU56

                澤田克己 on Twitter: "「佐渡島の金山」世界文化遺産への登録 来年は難しい情勢 | NHK https://t.co/qbaZSAiQEE NHKは推薦書の不備としているが、私の聞いている理由は少し違う。明治日本の産業革命遺産に関する世界遺産委から… https://t.co/LAr43crU56"
              • 澤田克己 on Twitter: "自分たちは犠牲者なのだという記憶を世襲した攻撃的な民族主義を批判する書『犠牲者意識ナショナリズム』について改めて。ポーランド研究者だった著者の林志弦教授はそうした意識をポーランドやイスラエルに見出し、韓国も同じだと考えました。そう… https://t.co/vQlEEIRaGS"

                自分たちは犠牲者なのだという記憶を世襲した攻撃的な民族主義を批判する書『犠牲者意識ナショナリズム』について改めて。ポーランド研究者だった著者の林志弦教授はそうした意識をポーランドやイスラエルに見出し、韓国も同じだと考えました。そう… https://t.co/vQlEEIRaGS

                  澤田克己 on Twitter: "自分たちは犠牲者なのだという記憶を世襲した攻撃的な民族主義を批判する書『犠牲者意識ナショナリズム』について改めて。ポーランド研究者だった著者の林志弦教授はそうした意識をポーランドやイスラエルに見出し、韓国も同じだと考えました。そう… https://t.co/vQlEEIRaGS"
                • 日韓関係だけではない、世界を揺るがす「歴史認識」問題 <記憶の戦争 1> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                  ビルケナウ(第2アウシュビッツ)強制収容所に引き込まれた線路。=オシフィエンチムで2011年11月22日、樋口直樹撮影 「歴史認識」問題といえば思い出されるのは韓国や中国であり、慰安婦問題や徴用工問題という言葉だろう。だが実際には、歴史の「記憶」に起因する外交的衝突は冷戦終結後、ドイツやロシアなどを軸に世界各地で起きている。冷戦期に結んだ協定で解決済みだったはずの請求権問題を蒸し返そうとするなど、まるで日韓関係かと思うような動きもある。いったい何が起こっているのだろうか。 冷戦下では問題にならなかった「慰安婦」「徴用工」 まずは日韓の歴史認識問題をおさらいしたい。外交紛争化しているのは慰安婦と徴用工の問題だが、これほど大きな問題となったのはどちらも2010年代に入ってからだ。慰安婦問題は1990年代にも外交問題となったが、日韓関係全般を止めるようなことはなかった。 日韓間で歴史認識が外交問

                    日韓関係だけではない、世界を揺るがす「歴史認識」問題 <記憶の戦争 1> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                  • 慰安婦合意を想起させるドイツとナミビアの関係とは<記憶の戦争 3> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                    「最終的かつ不可逆的な解決」をうたった慰安婦合意について発表する岸田文雄外相(左)と韓国の尹炳世外相=ソウル市の韓国外務省庁舎で2015年12月28日、大貫智子撮影 ドイツは2021年5月、第一次世界大戦前に植民地支配していた南西アフリカ(現ナミビア)での虐殺を謝罪し、ナミビアに11億ユーロ(約1470億円)を支払うと発表した。両国政府の合意に基づく措置だが、支払いは「法的な賠償」ではなく道義的責任に基づく支援金だとされた。 日本とドイツの対応には違いもあるが、日韓の慰安婦合意(15年)を思い起こさせる点が少なくない。専門家は、ナミビア問題もこれで終結と簡単には断言できないとも話す。ドイツも、冷戦終結の流れの中で浮上した「記憶の戦争」に悩まされているようだ。 賠償を認めないドイツと日本 ドイツは、1884~1915年に南西アフリカを植民地支配した。ここに住んでいたヘレロ、ナマの両民族が04

                      慰安婦合意を想起させるドイツとナミビアの関係とは<記憶の戦争 3> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                    • 韓国の感染拡大、新興教団の「刈り入れ屋」って? | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                      3月2日、ソウル郊外の韓国・京畿道にある教団施設前で記者会見する新天地イエス教会のイ・マンヒ教主=AP 「いろいろ問題のあることで有名な教団なんだよ」 2月20日に会った韓国メディアの東京特派員が困惑した表情で話していた。前々日に感染が確認された韓国中部・大邱の新型コロナウイルス患者が新興宗教「新天地イエス教会」の信者で、教団内の感染拡大が問題になり始めていた時だ。 私は知らなかったのだが、韓国では以前から有名な教団だったそうだ。家族の制止を振り切って入信した娘や息子が帰ってこないという訴えが多いという。イ・マンヒ教主(88)が3月2日に記者会見した映像を見ると、「娘を帰せ!」などという悲痛な叫びが聞こえていた。教団施設の前という屋外での会見だったので、近くに詰めかけた親たちがいたようだ。いったいどんな教団なのか調べてみた。 強引な勧誘で韓国社会に波紋 まずは感染拡大との関係をおさらいして

                        韓国の感染拡大、新興教団の「刈り入れ屋」って? | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                      • 日本はなぜ、韓国に一本取られたのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                        半導体材料の輸出規制強化に関する事務レベル会合に臨む韓国側(奥)と経産省の担当者=東京都千代田区で2019年7月12日午後、代表撮影 韓国政府が6月2日、日本による半導体素材3品目の輸出規制強化について世界貿易機関(WTO)への提訴手続きを再開すると発表した。昨年11月に日韓軍事情報包括保護協定(GSOMIA)破棄とともに「停止」していたもので、日本側は強く反発した。 日本が2019年7月に実施したこの措置をめぐる展開は、韓国側に一本取られたという感が強い。韓国は貿易管理制度についての日本の要求をすべて受け入れたけれど、日本側の本当の狙いだった徴用工問題は好転していない。そのために日本は「制度を改善しただけでは駄目だ。運用を見てからでないと判断できない」という苦しい主張をせざるをえなくなった。それを受けて韓国は、WTO提訴再開という揺さぶりをかけてきたという構図だ。 日韓請求権協定を無視す

                          日本はなぜ、韓国に一本取られたのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                        • 日韓関係:「先進国」入りした韓国がわざわざ「落ち目の日本」を引き合いに出して悦に入るワケ 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                          韓国・ソウルでワクチン接種を待つ人々 Bloomberg 韓国の文在寅大統領が15日、日本の植民地支配からの解放記念日である「光復節」の式典で演説した。8000字近かった演説で、日本との関係に割かれたのは約300字。記念日の性格を考えれば入れざるをえないから入れた、というレベルに近い。現在の韓国における日本への関心は、その程度ということなのだろう。 光復節は、南北分断につながる悲劇の記念日でもある。だから統一や南北関係への言及についても注目される。歴代政権でも対日関係より大事なテーマとして扱われてきたし、南北関係に意欲的な文氏は力を入れてきた。ただ今年は、これに関しても踏み込んだ言及はなかった。 「1人当たりGDP」がG7並みに では、何を語ったのか。それは「世界に類例を見ない発展を遂げた大韓民国への自賛」である。実は、近年の光復節演説はこちらが主という感が強い。日本関係に着目せざるをえな

                            日韓関係:「先進国」入りした韓国がわざわざ「落ち目の日本」を引き合いに出して悦に入るワケ 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                          • 日韓関係:「佐渡島の金山」推薦 韓国の反発の背後にある日本の「不誠実」と「認識の甘さ」 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                            「佐渡島の金山」の世界文化遺産への推薦について記者の質問に答える岸田首相 日本政府が「佐渡島の金山」の世界文化遺産登録を目指し、ユネスコに推薦することを決めた。韓国の反発を考慮して今年は見送るとの見方もあったが、自民党保守派からの突き上げを受けて岸田首相が方針を一転させた格好だ。今回の推薦はかなり無理筋に見える。今の日本のやり方は、世界遺産委員会での採択をわざわざ難しくしているようなものである。理由を改めて整理したい。 「佐渡島の金山」の推薦決定を喜ぶ地元関係者 17世紀に世界最大級の金の産出量を誇った「佐渡島の金山」。金の採取から精錬までを手作業で行っていた時代の遺跡は、世界的にも珍しいものだという。だが今回の問題は、その「文化財としての価値」とは全く別のところにある。 韓国の反発は、戦時中の徴用工ら朝鮮人労働者が「強制労働」させられた現場であることを無視しているという主張だ。日本側は、

                              日韓関係:「佐渡島の金山」推薦 韓国の反発の背後にある日本の「不誠実」と「認識の甘さ」 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                            • 「反日種族主義」が示す韓国社会の分断 | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                              「日本が経済戦争をしかけてきた」という反感が韓国に広まっていた今年夏。文在寅(ムン・ジェイン)大統領の側近である曺国(チョ・グク)氏は、激しい日本非難をフェイスブック上で繰り返した。SNSを活用して「敵」をやりこめる発信は曺氏が得意とするもので、法相に指名されて自らのスキャンダルが発覚した時には過去の発言がブーメランのように返ってきて窮地に追い込まれた。 その曺氏が8月5日に書き込んだのが、李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大教授らが書いた本「反日種族主義」への批判だった。いや、批判などというレベルではない。曺氏は「吐き気を催す本だ」と決めつけ、同書を評価する「一部政治家と記者を『反逆・売国の親日派』という呼び方以外のなんと呼べばいいのか、私は知らない」とこきおろした。 日韓摩擦が激化する最中の7月10日に発売された「反日種族主義」はそれまでも話題となっていたが、曺氏の書き込みで一気に注目度が

                                「反日種族主義」が示す韓国社会の分断 | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                              • ベストセラー「反日種族主義」に書かれていないこと | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                ベストセラーとなっている「反日種族主義」は、文在寅(ムン・ジェイン)政権によって圧迫される保守派からの反撃という政治的な性格の強い本だ。取り上げられている「反日」は確かに見当外れだったり、事実誤認だったりで批判されてしかるべきものだろう。ただ、筆者たちの主眼は進歩派攻撃にあるので、「自分たちの側」の事情については目をつむっている。 前回のコラムでは李承晩(イ・スンマン)時代の「反日」が等閑視されている点だけを簡単に紹介したが、その他にも資料の一面的評価といった問題点も散見される。前回のコラムを補完するものとして、「何が書かれていないのか」を見ておきたい。 筆者の代表である李栄薫(イ・ヨンフン)元ソウル大教授は、李承晩学堂というYouTubeチャンネルの「校長」である。李承晩を建国の父として高く評価するという立場だ。 一方で独立運動家だった李承晩が激しい反日感情の持ち主であったことは広く知ら

                                  ベストセラー「反日種族主義」に書かれていないこと | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                • 韓国の歴史家が提唱する「犠牲者意識ナショナリズム」とは<記憶の戦争4> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                  Arbeit Macht Frei(働けば自由になる)」とドイツ語で書かれた文字板がかかるアウシュビッツ元強制収容所の入り口=2006年5月29日、会川晴之写す 韓国・西江大の歴史家、林志弦(イム・ジヒョン)教授は新著「犠牲者意識ナショナリズム」(未訳)で、冷戦終結後に世界各地で目立つようになった歴史認識問題を読み解いた。 焦点を当てたのは、ホロコーストを巡るドイツとポーランド、イスラエルの問題であり、慰安婦問題などで衝突する日本と韓国の関係だ。ホロコーストと慰安婦問題を同列に並べることには違和感というか、落ち着かない思いを抱くことは否定しがたい。だが、冷戦終結後に呼び戻された「犠牲者としての記憶」が衝突を生む構図は共通している。 連載の最終回は、林教授のインタビューを柱に「犠牲者意識ナショナリズム」について考えてみたい。 「被害民族」と「加害民族」というステレオタイプ 林教授は「先祖が犠

                                    韓国の歴史家が提唱する「犠牲者意識ナショナリズム」とは<記憶の戦争4> | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                  • なぜ若者の間で第3次韓流ブームなのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                    伸びるチーズが「インスタ映え」するとして人気があるチーズドッグ「ハットグ」を食べる若者=東京・新大久保で2019年7月18日午後4時20分、北山夏帆撮影 自らもK―POPにはまった経験があり、現在はSNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)マーケティングの仕事に携わる飯塚みちかさん(28)は「昔だったら日本のアイドルにはまっていたはずの子たちが、今はK―POPにはまっている。日本のエンタメ業界は、もう少し危機感を持った方がいい」と話す。 島根県出身の1991年生まれ。高校生の時にK―POPのファンとなり、早稲田大文化構想学部4年生の時、韓流アイドルのマーケティング手法や先進的なスマホビジネスについて学びたいと高麗大(ソウル)に留学した。大学卒業後はSNSマーケティングの仕事をしつつ、韓流関連の記事をウェブメディアに書いたり、少女漫画雑誌でファッションや韓国トレンドの特集をする際に企画

                                      なぜ若者の間で第3次韓流ブームなのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                    • 犠牲者意識ナショナリズム――国境を超える「記憶」の戦争 | 林 志弦, 澤田 克己 |本 | 通販 | Amazon

                                        犠牲者意識ナショナリズム――国境を超える「記憶」の戦争 | 林 志弦, 澤田 克己 |本 | 通販 | Amazon
                                      • 日韓の長い中断と深い認識ギャップ 尹政権は対日関係を改善できるか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                        韓国で5月に発足した尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権が、日本との関係改善に強い意欲を見せている。ロシアによるウクライナ侵攻を受けた国際秩序の変動や核・ミサイル開発をやめようとしない北朝鮮の脅威を考えれば、日米韓の連携強化は必然だ。安全保障問題を重視する保守派でもあり、尹政権が対日政策を立て直そうと考えるのは自然だろう。 一方で日本側は新政権への期待を抱きつつ、文在寅(ムン・ジェイン)前政権下で積み重なった不信感から依然として抜け出せていない。韓国新政権は現状をどう見ているのだろうか。6月上旬にソウルを訪れ、新政権の関係者らに話を聞いた。 尹氏は積極的 「我々は韓日関係を積極的に改善しようと思っているのだが、日本側が様子見という感じでねえ」 尹政権の外交政策全般にかかわる重鎮は開口一番、ため息をついた。ただ一方で、7月に参院選を控えていて動きづらいという事情は理解できると語り、「急ぎすぎると韓

                                          日韓の長い中断と深い認識ギャップ 尹政権は対日関係を改善できるか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                        • 慰安婦訴訟判決を読み解く | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                          ソウル中央地裁が4月21日、日本政府に賠償を求めた元慰安婦の訴えを却下する判決を出した。別の裁判官が出した1月の判決とは正反対の内容だ。文在寅大統領が1月の記者会見で日本敗訴の判決に「困惑した」と述べていたことから、今回の判決は大統領の意向をくんだものではないかという見方もあるようだが、私にはそうは思えない。どんな判決だったのか、内容をあらためて読み解いてみたい。 なお二つの判決はともにソウル中央地裁だが、別の裁判官によって審理されている。法廷同士の調整は行われないので、それぞれ独立して審理した結果だ。日本でも、夫婦別姓や1票の格差をめぐる訴訟では下級審の判断が真っ二つに割れることが多い。今回は、その極端な例だと言えそうだ。 そんたくなし? 文在寅政権に批判的な判決 二つの判決を分けたのは、国際慣習法の原則「主権免除」を認めるかどうかだ。国家は他国の裁判所で裁かれないというものだ。主権国家

                                            慰安婦訴訟判決を読み解く | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                          • ウェブトゥーン:韓流「縦読み漫画」に押され、日本の漫画は「ガラパゴス化」してしまうのか 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                                            韓国発の「女神降臨」は各国語にローカライズされて55億回以上読まれ、ドラマ化もされている LINEマンガ提供 「私たちはディズニーのような会社になれると考えています」。ウェブ漫画サービスを展開する韓国企業ネイバー・ウェブトゥーンでコミュニケーション室長を務めるチャ・ジョンユンさんの言葉は、自信に満ちていた。 YouTubeのようなプラットフォームを志向しており、ウェブトゥーンや小説などの「ストーリー」を扱う「グローバル・ナンバーワン」を目標にしているのだという。日本におけるサービスを担当する「LINEマンガ」にも取材をしていると、なんだか「漫画もガラパゴス化してしまうのだろうか」という気になってくる。 ウェブ漫画は「ウェブトゥーン」が主流に ネットで読める漫画の主流は既に、韓国発のデジタルコミック「ウェブトゥーン」になりつつある。スマホで読みやすいフルカラーの縦スクロールという「縦読み」で

                                              ウェブトゥーン:韓流「縦読み漫画」に押され、日本の漫画は「ガラパゴス化」してしまうのか 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                                            • 毎日新聞・澤田克己論説委員が、韓国のコラムを紹介。『挺対協批判はメディアと政府関係者にとってタブーだった』 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-

                                              挺対協批判がメディアと政府関係者にとってタブーだったことを明かす、職業外交官出身の元青瓦台外交安保首席秘書官のコラム。李明博政権時に慰安婦問題で野田政権との協議に当たった人物の一人。 [朝鮮칼럼 The Column] 정의연의 적폐를 계기로 다시 생각하는 위안부 문제 https://t.co/D313dZNlBB— 澤田克己『反日韓国という幻想』発売中! (@SawadaKatsumi) May 20, 2020 Column [朝鮮コラムThe Column]ジョンウイヨンの積弊をきっかけに、もう一度考えて慰安婦問題 朝鮮日報 チョン・ヨンウ韓半島の未来フォーラム理事長・前外交安保首席 日本軍慰安婦被害者支援を標榜する定義記憶連帯(ジョンウイヨン)と今回の総選挙で加え、市民党の比例代表で当選したユン・ミヒャン前ジョンウイヨン理事長の偽善と積弊が漸次佳境だ。去る8日、慰安婦被害者で

                                                毎日新聞・澤田克己論説委員が、韓国のコラムを紹介。『挺対協批判はメディアと政府関係者にとってタブーだった』 - INVISIBLE Dojo. ーQUIET & COLORFUL PLACE-
                                              • 韓国:米韓首脳会談の「大成功」で勢いづく文在寅政権の危うさ 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                                                バイデン米大統領とともに記者会見に臨む文在寅大統領 Bloomberg 韓国の文在寅大統領は、米国のバイデン大統領との5月21日の会談について、「最高の会談だった」とSNSに投稿した。「韓国の立場を理解し、反映するよう神経を使ってくれた」と米国の対応を絶賛した。 確かに、韓国が最重要視する対北朝鮮政策に関する内容は、まさに文氏が望んでいた通りのものだった。「最高の会談」というのは本心だろう。だが、文政権に自信を抱かせる結果となったが故に、むしろ文氏が調子に乗って突っ走るのではないかと、筆者は懸念している。 北朝鮮政策と対中政策を「バーター」 両首脳の共同声明で注目されたのは、北朝鮮問題で韓国側の希望が大幅に通ったことと、対中政策について「台湾海峡の平和と安定の維持の重要性を強調する」と踏み込んだ言及がなされたことだ。両者が「バーター取引」をしたのは一目瞭然だった。 北朝鮮については「朝鮮半

                                                  韓国:米韓首脳会談の「大成功」で勢いづく文在寅政権の危うさ 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                                                • 澤田克己 on Twitter: "脱北者の話つづき。新橋駅で(たぶん発車の案内)音楽が流れてきて「なんで金日成の革命歌が…。ここ日本のはずだよね」と仰天。「この音楽聞いてよ」とソウルにいる脱北者に電話して、2人で絶句したらしい。調べてみたら鉄道唱歌のメロディを北朝鮮が流用してた、と。"

                                                  脱北者の話つづき。新橋駅で(たぶん発車の案内)音楽が流れてきて「なんで金日成の革命歌が…。ここ日本のはずだよね」と仰天。「この音楽聞いてよ」とソウルにいる脱北者に電話して、2人で絶句したらしい。調べてみたら鉄道唱歌のメロディを北朝鮮が流用してた、と。

                                                    澤田克己 on Twitter: "脱北者の話つづき。新橋駅で(たぶん発車の案内)音楽が流れてきて「なんで金日成の革命歌が…。ここ日本のはずだよね」と仰天。「この音楽聞いてよ」とソウルにいる脱北者に電話して、2人で絶句したらしい。調べてみたら鉄道唱歌のメロディを北朝鮮が流用してた、と。"
                                                  • 論プラス:北朝鮮への「帰国事業」 苦難の記録残したい=論説委員・澤田克己 | 毎日新聞

                                                    話題のニュースを取り上げた寄稿やインタビュー記事、社説をもとに、読者のみなさんの意見・考えをお寄せください。(2022年3月で更新を終了しました)

                                                      論プラス:北朝鮮への「帰国事業」 苦難の記録残したい=論説委員・澤田克己 | 毎日新聞
                                                    • 日韓関係:韓国は日本との軍事同盟に「同意」――世論調査で明らかになった意識の変化 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                                                      G7広島サミットを機に首脳会談を行った韓国の尹錫悦大統領(左)と岸田文雄首相=2023年5月21日(代表撮影) 日本による植民地支配の記憶が残る韓国では、日本との軍事協力には拒否感が根強い――。そんな常識に疑問を突き付ける世論調査の結果が10月に公表された。韓国政府系シンクタンクの調査で、北朝鮮や中国の脅威に対応するための日本との同盟に過半数が「同意する」と答えたのだという。同時期に出た別の世論調査にも、同じような方向性を示す結果があった。正直に言えば、キツネにつままれたような気分にもなるのだが、詳しく見てみたい。 初の「日本との同盟」に関する設問 韓国統一研究院の「統一意識調査」という世論調査で、朝鮮半島の統一や周辺情勢など多岐にわたる200以上の質問に答えてもらう対面調査だ。2014年から毎年実施されている。 日本との同盟に関する設問は今年初めて入った。「北朝鮮の脅威に対応するため韓国

                                                        日韓関係:韓国は日本との軍事同盟に「同意」――世論調査で明らかになった意識の変化 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                                                      • 韓国社会:韓国でついに「犬肉食」禁止へ-国会で食用犬の飼育・食肉処理禁止法が可決 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                                                        韓国大統領府が関係各所に送った年賀状。尹錫悦大統領(左)と妻の金建希氏子犬を抱えている=ソウルで2024年1月9日、日下部元美撮影 韓国国会で、犬の食用飼育や食肉処理などを禁じる法案が可決された。韓国の犬食は主として欧米の動物愛護団体や活動家から非難されてきたが、近年は国内でもペットを飼う人が増えてきたことから敬遠されるようになっていた。ほぼ半世紀にわたって繰り広げられてきた犬食の是非を巡る攻防を振り返ってみたい。 古代からある犬を食べる文化 韓国KBSテレビによると、始まりは1975年の畜産物加工処理法改正だった。犬の食肉処理に関する衛生基準などを定めたことで、犬食が法律で公認された形となった。ただ、欧米からの強い批判を受け、3年後には犬肉を「畜産物」から外す再改正に追い込まれた。ただ食用犬を育てる農場の根拠となる法律などは残されたため、犬食は合法とも、違法とも言えないグレーな存在となっ

                                                          韓国社会:韓国でついに「犬肉食」禁止へ-国会で食用犬の飼育・食肉処理禁止法が可決 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                                                        • 文在寅政権に多いと言われる「主体思想派」とは? | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                                          「北朝鮮の実像なんて知らなかったんですよ」 何の気負いもなく、当然のことのように穏やかな言葉が返ってきた。私は一瞬、どう問い返すべきか戸惑った。 1980年代後半の韓国学生運動を席巻した大派閥「主体思想派」の創設者で、リーダーだった金永煥(キム・ヨンファン)氏。かつて「鋼鉄」という別名で知られた男性は、そんな雰囲気などみじんも感じさせない穏やかな表情で私に人懐こい笑顔を見せていた。オフィスと住宅が混在するソウル市内の地下鉄駅近くにあるコーヒーチェーン店の2階で平日の昼下がりに向き合った元闘士は、間違っても周囲の注意をひきつけることなどない平凡な中年男性に見えた。 主体思想派の全盛期だった89年、ソウルへ語学留学した学生時代の私は主体思想派のニュースを見るたびに首をひねっていた。主体思想は、北朝鮮の金日成独裁体制を正当化するための理論である。当時の韓国はまだ先進国水準には遠かったけれど、それ

                                                            文在寅政権に多いと言われる「主体思想派」とは? | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                                          • 韓国:「元徴用工」解決策で際立つ尹大統領のリーダーシップと岸田首相の及び腰 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online

                                                            徴用工問題の解決策を示した尹錫悦大統領 Bloomberg 韓国政府が徴用工問題の解決策を正式に発表した。原告である元徴用工の一部や支援団体は強く反発し、韓国世論の反発は強い。それでも尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領は「全責任は自分にある」と意気軒高だという。政権内の要人に聞くと「(今回の展開は)尹大統領のキャラクター抜きには考えられない。豪速球を投げる直球勝負の人で、カーブは投げられないから」という言葉が返ってきた。 岸田首相の消極姿勢は意に介さず 韓国メディアの報道によると、韓国外務省は2022年11月に日本側と公式の交渉を始めた時点で、日本政府による明確な謝罪表明と被告企業による資金拠出の2点を最低ラインとして設定した。韓国外務省は「せめて片方は取るべきだ」と交渉継続を主張したが、尹大統領が押し切ったという。 岸田文雄首相は歴代内閣の歴史認識を継承すると表明したが、過去の談話にあった

                                                              韓国:「元徴用工」解決策で際立つ尹大統領のリーダーシップと岸田首相の及び腰 澤田克己 | 週刊エコノミスト Online
                                                            • satoponda on Twitter: "五人の評者の中でただ一人、「反日種族主義」を厳しく判していた毎日新聞の澤田克己記者。 -- ただ保守派は現実政治で進歩派に太刀打ちできない。いわばリングのコーナーに追い詰められた保守派の弱小勢力からの文政権への反撃の一手、それがこ… https://t.co/3K6qUgI4Vj"

                                                              五人の評者の中でただ一人、「反日種族主義」を厳しく判していた毎日新聞の澤田克己記者。 -- ただ保守派は現実政治で進歩派に太刀打ちできない。いわばリングのコーナーに追い詰められた保守派の弱小勢力からの文政権への反撃の一手、それがこ… https://t.co/3K6qUgI4Vj

                                                                satoponda on Twitter: "五人の評者の中でただ一人、「反日種族主義」を厳しく判していた毎日新聞の澤田克己記者。 -- ただ保守派は現実政治で進歩派に太刀打ちできない。いわばリングのコーナーに追い詰められた保守派の弱小勢力からの文政権への反撃の一手、それがこ… https://t.co/3K6qUgI4Vj"
                                                              • 韓国の「親日派」と曺国・元法相の奇妙な共通点とは | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                                                韓国の与党「共に民主党」の有力な次期大統領候補の一人である李在明(イ・ジェミョン)京畿道知事が7月2日のオンライン記者会見で、「親日派」問題に言及した。進歩派と呼ばれる政治勢力が保守派攻撃をする時の定番メニューだ。李知事は「韓国社会に残る重要な問題」として、「親日残滓(ざんし)の清算、あるいは親日支配構造の清算」の必要性を強調した。 李知事は「日本にとっては隣の国の問題にすぎないだろう」とも語った。あくまでも韓国の国内問題ということだ。しかし同時に、現在の日韓関係悪化の責任を日本の「保守右翼の政治集団」に押し付けるステレオタイプの認識も口にした。二つの問題は別だと言いながら、自ら混同して語ることで「反日イメージ」を持たれることになっている。慎重さに欠けるという批判は免れないだろう。 植民地支配への協力と新たな国造りへの寄与と 親日派とは、日本による20世紀前半の植民地支配に協力したとされる

                                                                  韓国の「親日派」と曺国・元法相の奇妙な共通点とは | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                                                • 映画『パラサイト』成功の裏側、韓国の「文化輸出」への思いと戦略(澤田 克己) @gendai_biz

                                                                  映画『パラサイト 半地下の家族』が米アカデミー賞を受賞した。同作の成功に象徴されるように、韓国のコンテンツ輸出は大いに成果をあげているように見えるが、その裏側にはどんな思いや戦略があるのか。『反日韓国という幻想 誤解だらけの日韓関係』(毎日新聞出版)を上梓した澤田克己氏がレポートする。 「韓国という国がここにあることを世界に認識してもらいたい」 米アカデミー賞で韓国映画『パラサイト 半地下の家族』が、非英語作品では初の作品賞など最多の4冠に輝いた。昨年のカンヌ映画祭でのパルムドール(最高賞)受賞につづく韓国映画初の快挙を見て思い出したのは、8年前に韓国外交通商省(現外務省)幹部から聞いた言葉だった。 韓流コンテンツの世界市場での躍進の陰には韓国政府の強い後押しがあるとも言われるが、その背景にある「思い」が冒頭の言葉に示されているように見える。そして韓国のコンテンツ輸出は右肩上がりで伸びてき

                                                                    映画『パラサイト』成功の裏側、韓国の「文化輸出」への思いと戦略(澤田 克己) @gendai_biz
                                                                  • ソウルの少女像は日本大使館の前に建っているのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」

                                                                    日本大使館が取り壊された後、敷地を囲う工事用フェンスに向き合う少女像。大使館は左奧の建物内に移転しており、出入り口は反対側にある=2019年10月19日、澤田克己撮影 「日本の不当な経済制裁を撤回させなければなりません!」「日本は真の謝罪をし、反省しろ!」 2019年8月14日正午すぎ。慰安婦を象徴する少女像の建つソウルの「日本大使館前」には、日本批判の大きな声が響いていた。だが、集会を見る私はむなしさを感じていた。 熱気がなかったわけではない。ざっと数えると参加者は1500人ほどにはなりそうだ。安倍晋三首相を批判する「NO安倍」というTシャツを着た人たちの姿も目立った。この日は韓国で国の記念日に指定されてから2回目となる「慰安婦の日」であり、毎週水曜日に行われる「水曜集会」の1400回目という節目でもあった。さらに、日本政府による対韓輸出規制強化が7月に発表されたことへの反発もあって、日

                                                                      ソウルの少女像は日本大使館の前に建っているのか | オアシスのとんぼ | 澤田克己 | 毎日新聞「政治プレミア」
                                                                    1

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