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アルバム エスペランサ・スポルディングの検索結果1 - 20 件 / 20件

  • ジャズ・サックスの巨匠、ウェイン・ショーター逝去。その功績を辿る

    謎に満ちたジャズ・サックス奏者/作曲家のウェイン・ショーター(Wayne Shorter)は、ジャズ・ロックやフュージョンの生みの親の一人でもある。そんな彼が、2023年3月2日、ロサンゼルスの病院で亡くなったと広報担当者がニューヨーク・タイムズに伝えた。89歳だった。彼は、3番目の妻であるキャロライナ・ドス・サントスと娘のミヤコを残してこの世を去った。 先達のジョン・コルトレーン同様、ウェイン・ショーターはソプラノ・サックスの人気向上に大きく貢献した。ソプラノ・サックスはメロディーを奏でるだけでなく、浮世離れした不気味な音色を出すのにも打って付けの楽器だ。 ショーターは1950年代後半のハード・バップ・シーンでテナー・サックスを演奏して経験を積んだあと、1960年代に発展したポスト・バップ・ジャズ界の中心人物として名を馳せた。その時期には一連のソロ・アルバムをブルー・ノートから発表したほ

      ジャズ・サックスの巨匠、ウェイン・ショーター逝去。その功績を辿る
    • アルファ・ミストが語るジャズとヒップホップ、生演奏とビートの新しい関係性 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

      アルファ・ミストが最新アルバム『Bring Backs』をANTI- Recordsよりリリース。進境著しいイースト・ロンドン出身の奇才にインタビューを行った。聞き手はジャズ評論家の柳樂光隆。 近年のロンドン・ジャズシーンにおいてアルファ・ミストは特異な立ち位置にいる。彼はトム・ミッシュやジョーダン・ラカイなどとコラボしているビートメイカーで、ローファイ・ヒップホップやチル系プレイリストの常連でもある。その一方で、シーンの名手たちとコラボしている鍵盤奏者としての顔も持ち、2019年にはブルーノート東京で来日公演を行っている。 ユセフ・デイズやマンスール・ブラウンなどと録音した2018年の『Love is the Message』では、J・ディラの影響を公言する鍵盤奏者としてのメロウな“ウワモノ”っぽい演奏を聴くことができる。そのオーガニックな質感は、彼がビートメイカーとして発表してきた幾多

        アルファ・ミストが語るジャズとヒップホップ、生演奏とビートの新しい関係性 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
      • ジャズとスタンダードのこと : BRUTUS ”The Jazz Guide for Listening Bar” プレイリスト×3|柳樂光隆

        BRUTUS 2021年7月号の特集「音楽と酒・夏」のジャズのページ 《酒がさらにおいしくなるJAZZ入門 The Jazz Guide for Listening Bar》 の11ページほどのほぼすべてのテキストを担当しました。 このためにいろいろ選曲もしていて、それがBRUTUSのSpotifyにアップされてます。 以下は《ジャズ100余年を彩るスタンダード・ナンバー》のプレイリスト。スタンダードがいかに演奏され続けていて、今も受け継がれているのかがわかる40曲です。 基本的には”21世紀以降も録音されているジャズの名曲20”という感じで、(一部例外がありますが)同じ曲の”20世紀のバージョン”と”21世紀のバージョン”のセットになってます。曲の解説は誌面でどうぞ。 今回、そのプレイリストを選曲するためにジャズ・スタンダードをいったん大量に集めて、書かれた順番に並べ替えて、そこから厳選

          ジャズとスタンダードのこと : BRUTUS ”The Jazz Guide for Listening Bar” プレイリスト×3|柳樂光隆
        • 世界の快適音楽セレクション 2023年2月18日(ジョン・メイオール、エブリシング・バット・ザ・ガール、フレッド・ハーシュ & エスペランサ・スポルディング) - ラジオと音楽

          シェアの音楽 John Mayall「So Hard To Share」 三上さんの選曲。現在89歳の英国ブルースロックを代表するジョン・メイオールの1969年リリースのアルバム『The Turning Point』より。 Turning Point アーティスト:Mayall, John Polydor Amazon Everything But The Girl「Alison」 イギリスの夫婦デュオであるエブリシング・バット・ザ・ガールが1992年にリリースしたエルヴィス・コステロの曲のカバー。「Alison」はかつての恋人である既婚者に対する執着心に近い屈折した想いが描かれたナンバーで、歌詞の中にウエディングケーキが出てきます。通常ウエディングケーキは結婚したカップルの幸せをパーティーの出席者たちに御裾分けするという意味合いで切り分けられるということです。 Acoustic アーティ

            世界の快適音楽セレクション 2023年2月18日(ジョン・メイオール、エブリシング・バット・ザ・ガール、フレッド・ハーシュ & エスペランサ・スポルディング) - ラジオと音楽
          • interview Esperanza Spalding『SONGWRIGHTS APOTHECARY LAB』:音楽と科学、研究と表現、西洋と東洋を繋ぐチャレンジ|柳樂光隆

            オレゴン州ワスコ、ポートランド、そしてニューヨークのローワー・マンハッタンで行われた癒しのための音楽実験の場「ソングライツ・アポセカリー・ラボ」にて音楽療法、神経科学、黒人音楽、イスラム 神秘主義、南インドのカーナティック音楽など様々な分野の専門家とのコラボで生まれた楽曲を収録。 前作『12リトル・スペルズ』からヒーリング・アートと音楽の関係の探求をスタートさせたエスペランサだが、今作では自身による研究のみならず、プロフェッショナル、研究者の指導の下に音楽を作りたいと思ったとのことで、ソングライツ・アポセカリー・ラボを2020年2月に立ち上げた。ソングライツ・アポセカリー・ラボはエスペランサがハーバードで教えているコースでもあり、その生徒、ミュージシャン仲間、音楽療法、神経科学、演劇セラピーなどを研究する人々から成り立っていて、音楽の何が人間を助けるのかを研究するのが目的にしている。(『S

              interview Esperanza Spalding『SONGWRIGHTS APOTHECARY LAB』:音楽と科学、研究と表現、西洋と東洋を繋ぐチャレンジ|柳樂光隆
            • ジャズ・トゥナイト 2023年1月14日(中村海斗、フレッド・ハーシュ & エスペランサ・スポルディング、エスビョルン・スヴェンソン) - ラジオと音楽

              ホットピックス 中村海斗『BLAQUE DAWN』 21歳のドラマー:中村海斗のデビューアルバム。中村海斗は6歳からドラムを始め、小学校5年生の頃に渡辺貞夫さんが指導するエスコーラジャフロに所属、さらに小学校2年生の時にバイオリンを始めて、ジュニアオーケストラでも演奏活動をし、小学校5年生から高校3年生までは吹奏楽部でトランペットを演奏していたそうです。2020年9月にはボストンのバークリー音楽大学に奨学生として入学。現在、東京を拠点に活動をしています。 メンバーは、壷阪健登のピアノ、古木佳祐のベース、アルトサックスは2004年札幌生まれの18歳の佐々木梨子。 BLAQUE DAWN アーティスト:中村海斗 BRILLIANT WORKS Amazon U.R.B. 中村海斗のオリジナル。 Noir この曲も中村海斗のオリジナル。 Fred Hersch & Esperanza Spald

                ジャズ・トゥナイト 2023年1月14日(中村海斗、フレッド・ハーシュ & エスペランサ・スポルディング、エスビョルン・スヴェンソン) - ラジオと音楽
              • ジャズ・トゥナイト 2023年3月25日(追悼:ウェイン・ショーター) - ラジオと音楽

                アンコール:追悼ウェイン・ショーター 今回の放送は3月に亡くなったサックス奏者、ウェイン・ショーターを追悼し、昨年9月に放送したショーター回の「ジャズ・ジャイアンツ」のアンコール放送でした。 今回は前回のブログで掲載しなかったウェイン・ショーターの初録音曲と最新作を掲載しました。ご冥福をお祈り致します。 Wynton Kelly「MAMA "G"」 ウェイン・ショーターの初録音。ウィントン・ケリーの1959年8月のアルバム『Kelly Great』に自作曲を持って参加します。5曲中2曲がウェイン・ショーターのオリジナルだそうです。メンバーは、ウィントン・ケリーのピアノ、リー・モーガンのトランペット、ウェイン・ショーターのテナーサックス、ポール・チェンバースのベース、フィリー・ジョー・ジョーンズのドラムス。 Kelly Great [Explicit] Cool Note Amazon Wa

                  ジャズ・トゥナイト 2023年3月25日(追悼:ウェイン・ショーター) - ラジオと音楽
                • ジャズ・トゥナイト 2023年9月9日(ジェイミー・ブランチ、ウェイン・ショーター、上原ひろみ) - ラジオと音楽

                  www.nhk.jp 【目次】 ホットピックス Jaimie Branch『Fly or Die Fly or Die Fly or Die *1』 baba louie borealis dancing Wayne Shorter『Live At The Detroit Jazz Festival』 Endangered Species 上原ひろみ feat. Hiromi's Sonicwonder『Sonicwonderland』 Sonicwonderland Reminiscence(feat. Oli Rockberger) ホットピックス Jaimie Branch『Fly or Die Fly or Die Fly or Die *1』 2022年8月22日に39歳の若さで亡くなったトランペット奏者:ジェイミー・ブランチの遺作。アメリカのネブラスカ州オマハのベミス・センター

                    ジャズ・トゥナイト 2023年9月9日(ジェイミー・ブランチ、ウェイン・ショーター、上原ひろみ) - ラジオと音楽
                  • シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                    シャバカ・ハッチングスはUK屈指のサックス奏者として、サンズ・オブ・ケメット、コメット・イズ・カミング、シャバカ&ジ・アンセスターズといったプロジェクトで高い評価を得てきた。アメリカ由来のジャズだけでなく、彼のルーツでもあるバルバドスを含むカリブ海の島々の音楽をはじめ、アフロビート、ジャングルやグライムなどが溶け込んだシャバカの音楽は、近年のUKのジャズにおける最良の教科書のようでもあった。だからこそ彼はロンドンのシーンで「キング」と呼ばれていた。 そんなシャバカがサンズ・オブ・ケメットの2021年作『Black To The Future』あたりからバンブーフルートを演奏し始めるようになると、そこに尺八やインディアンフルートも加わり、サックスを手にする機会が減っていった。誰もが不思議がっていたころ、シャバカは前述の3つのグループの活動を休止すること、サックス奏者としての活動を停止し、フル

                      シャバカが語る「小さな音」と尺八がかき立てる想像力、「音のポエム」とパーソナルな物語 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                    • 楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST|柳樂光隆

                      マイケル・マヨ(※Michael Mayo 発音的にはマイケル・メイヨかもしれない)というヴォーカリストの声を初めて聴いたのはおそらくネイト・スミスの『Kinfolk : Postcard from Everywhere』だっただろうか。ちょうど、その頃、黒田卓也とどこかで雑談していた時に「最近NYだとマイケル・マヨってヴォーカリストがすごくて話題になっている」って話をしてくれたのを薄っすら覚えている。 ネイトのアルバムでは同アルバムにグレッチェン・パーラトもゲスト・ヴォーカリストとして起用されていて、その後、起用されたニーボディの『Chapter』『By Fire』ではグレッチェン・パーラト、ベッカ・スティーブンスとともに名を連ねていた。 2010年代以降、グレッチェン・パーラト、ベッカ・スティーブンスを筆頭にカミラ・メサやサラ・エリザベス・チャールス、カヴィタ・シャー、もう少しオーセン

                        楽器のように歌う21世紀のジャズ・ヴォーカリストたちと Introducing マイケル・マヨ with PLAYLIST|柳樂光隆
                      • Review:Robert Glasper - Black Radio 3:前2作とは異なる制作プロセスと、シグニチャーを利用した連続性|柳樂光隆

                        Review:Robert Glasper - Black Radio 3:前2作とは異なる制作プロセスと、シグニチャーを利用した連続性 本作はロバート・グラスパーの大ヒット・シリーズ『Black Radio』の3作目。これまで2作の延長にありながら、同時にこれまでの2作とは決定的に異なる作品でもある。 なぜなら過去2作はロバート・グラスパー・エクスペリメントのメンバーのケイシー・ベンジャミン、デリック・ホッジ、クリス・デイヴ or マーク・コレンバーグの四人とともにスタジオにこもって“バンド”で作っていた。『Black Radio』が1週間くらいで一気に作られたことはよく知られている。 本作は過去の2作とは異なり、コロナ禍にLAにあるグラスパーの自宅スタジオを中心にデータを送り合って、それを編集する形で、つまりリモートを駆使して制作されている。制作プロセスは過去2作と大きく異なっている。

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                        • 「現代のジャズ」を理解するための作品ガイド | ARBAN

                          選・解説/村井康司 2000年以降にリリースされたジャズ・アルバムの中から、現代のジャズを知るためにぜひ聴いておきたい20作品を選んでみた。 ヒップホップやネオ・ソウルと親和性の強いもの、ジャンルを問わない広い意味でのアメリカ音楽(いわゆる「アメリカーナ」)に接近しているもの、アメリカ以外の国や地域からの斬新な音楽、ベテランの若手を起用しての果敢なチャレンジ、UKの若い世代のカリビアン系ジャズ、ラージ・アンサンブルの可能性、ジャズの伝統を新しいテクニックと発想で更新するもの、脱構築的なジャズ楽曲の解釈など、多様で多彩な「今のジャズ」のさまざまな側面を聴き取ってほしい。 もちろんここに挙げた作品以外にも、注目すべきミュージシャン、聴いておきたいアルバムは多数ある。ピアノならジェイソン・モラン、ヴィジェイ・アイヤー、シャイ・マエストロ、ジェラルド・クレイトン、ジェームズ・フランシーズなど、サッ

                            「現代のジャズ」を理解するための作品ガイド | ARBAN
                          • サマラ・ジョイが語る「歌声の秘密」 ジャズボーカルの新星が夢を叶えても学び続ける理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)

                            ショウケース・イベント「SAMARA JOY Special Showcase」より(Photo by Eiji Miyaji) グラミー賞の最優秀新人賞、最優秀ジャズ・ボーカル・アルバムの2部門を受賞したことで一躍注目を集めることになったサマラ・ジョイ(Samara Joy)。2021年のデビュー作の時点でジャズ界隈では話題になっていたが、グラミーにより一気に知名度は跳ね上がった。そんな彼女が3月にプロモーション来日、恵比寿BLUE NOTE PLACEでショウケース・イベントを行った。 「トラディショナルなジャズを復活させた」「ヴェルヴェットのような歌声」「TikTokで人気」といった言葉で語られる彼女の音源や動画はもちろんチェックしていたので、それなりに魅力をわかっているつもりだった。それなのに、実際にその声を初めて生で聴いたとき、あまりの凄さに圧倒されてしまった。はっきり言って「上

                              サマラ・ジョイが語る「歌声の秘密」 ジャズボーカルの新星が夢を叶えても学び続ける理由 | Rolling Stone Japan(ローリングストーン ジャパン)
                            • 世界の快適音楽セレクション 2019年12月14日(マルセロ・コスタ、テリ・リン・キャリントン、マイラ・アンドラーデ) - ラジオと音楽

                              音楽の裏側を覗いて(渡辺亨) 今回はドラマーの新譜が紹介されました。 Marcelo Costa「NUMERO UM」 ブラジルのマルセロ・コスタ(Marcelo Costa)。享さんは10月にマリーザ・モンチの12年ぶりの来日公演を見に行って、その時にも同行していた方。12年前の来日公演にも同行していたそうです。マルセロ・コスタは、マリーザ・モンチをはじめカエターノ・ヴェローゾ、ジルベルト・ジルなどほとんどの人との共演歴を持つ方だそうです。基本的に裏方の人ですが、今回初めてのソロアルバム。カエターノ・ヴェローゾ、ルル・サントス、トニーニョ・オルタなどが参加しています。リズムマスターなのでリズムのバリエーションが聞きどころ。1994年から1999年までの音源だそうです。新録ではなく、25年前からコツコツ1曲ずつ録音してきたもので、アルバムタイトルの「UM」は「1」という意味。第2段を出す予

                                世界の快適音楽セレクション 2019年12月14日(マルセロ・コスタ、テリ・リン・キャリントン、マイラ・アンドラーデ) - ラジオと音楽
                              • 【JAZZ新譜】現代最高峰のジャズヴォーカリスト10年ぶりにして最高傑作の5作目 Flor / Gretchen Parlato (2021) - おとのほそみち

                                グレッチェン・パーラト / グレッチェン・パーラト Flor アーティスト:Gretchen Parlato Edition Amazon 現代のニューヨークジャズの、というか、当代最高峰のヴォーカリスト、グレッチェン・パーラトの新作。 前作『ロスト・アンド・ファウンド』が2011年リリースだから、ライヴ盤が2013年にあったものの、それでも相当久しぶりで、ぶっちゃけ忘れかけていた。 知らない人のために言っておくと、40歳代半ばの女性である。 これまでに、ウェイン・ショーター、ハービー・ハンコック、ケニー・バロン、エスペランサ・スポルディング、テレンス・ブランチャード、マーカス・ミラーなどなど、超大物たちとの共演を重ねてきていて、ライヴ盤を除くリーダーアルバムは、これが5枚目となる。 ピッチコントロール、トーンコントロールの妙は、まさに至芸で、かといって技術一辺倒ではなく、馥郁たるフェロモ

                                  【JAZZ新譜】現代最高峰のジャズヴォーカリスト10年ぶりにして最高傑作の5作目 Flor / Gretchen Parlato (2021) - おとのほそみち
                                • 2022年、第64回グラミー賞のクラシック音楽部門を解説し、歴史的な視点で解きほぐしてみる。|小室 敬幸

                                  この投稿は、TBSラジオ『アフター6ジャンクション』に出演した際の補足資料です。お時間がある方は、「radikoのタイムフリー(※5月17日まで&放送エリア外は、有料のエリアフリーに契約が必要)」もしくは「ポッドキャスト(著作権の都合で、放送中に流れていた音楽は聴けません)」と合わせてお読みください。 【導入】グラミー賞、受賞回数ランキング(2022年時点)第1位:31回……ゲオルグ・ショルティ(1912〜97) 第2位:28回……クインシー・ジョーンズ(1933〜 ) ビヨンセ(1981〜 ) 第4位:27回……チック・コリア(1941〜2021) アリソン・クラウス(1971〜 ) 第6位:26回……ピエール・ブーレーズ(1925〜2016) 第7位:25回……ヴラディーミル・ホロヴィッツ(1903〜89) ジョン・ウィリアムズ(1932〜 ) スティーヴィー・ワンダー(1950〜 )

                                    2022年、第64回グラミー賞のクラシック音楽部門を解説し、歴史的な視点で解きほぐしてみる。|小室 敬幸
                                  • 【2021年9月リリース】Spotify/Apple Musicで配信中のおすすめ作品10選 | ARBAN

                                    ピアノ+弦楽四重奏。上原ひろみの新プロジェクト「上原ひろみ ザ・ピアノ・クインテット」名義でのアルバム。コロナ禍の自粛期間中に書き下ろした組曲や自身のSNS企画で発表した楽曲、過去のオリジナル曲を新たに編曲したものを収録。 上原ひろみ 『シルヴァー・ライニング・スイート』 1991年にフランス・パリの「La Grande Halle」でおこなわれたマイルス・デイビスのコンサートを収録したライブ作。『The Lost Septet』『The Lost Quintet』という『The Lost』シリーズ3部作の最後を飾る作品。 マイルス・デイヴィス 『The Lost Concert(Live)』 ※現在、Spotifyでは未配信 グラミー賞にノミネートされた前作『ダンサー・イン・ノーホエア』以来3年ぶりとなる挾間美帆の新アルバム。 挾間美帆 『Imaginary Visions』 米ギタリス

                                      【2021年9月リリース】Spotify/Apple Musicで配信中のおすすめ作品10選 | ARBAN
                                    • レビュー:Nala Sinephro『Space 1.8』 - 吸い雲レコード

                                      2021年9月、25歳のハープ、シンセサイザー奏者Nala Sinephro(ナラ・シネフロ)はデビュー作『Space 1.8』をリリースした。発表後、ピッチフォークが“アンビエント・ジャズのランドマーク”として「Best New Music」を与えたほか、年末にはResident Adviserが年間ベストの一枚に選出。幅広いメディアから称賛を受けた。 Sinephroはベルギーのカリブ系(マルティニークにルーツがあるらしい)の家庭に生まれた。ピアニストの母親に育てられ、幼少期からピアノ、フィドル、ヴァイオリンなど様々な楽器を習得するなかでハープという楽器に出会ったという。17年には音楽を学ぶためにロンドンの音大に進学したが3週間で中退している。彼女はこの理由についてガーディアンに「有色人種として、自分の居場所や、自分がやりたいことを表現する場所がなかった」と語っている。アカデミックな音

                                        レビュー:Nala Sinephro『Space 1.8』 - 吸い雲レコード
                                      • 音の良いCDアルバム(洋邦ジャンル不問50枚+α)

                                        <ジャズ・ポップ・ロックなど、音の良いアルバムを発売年順に紹介> 音が良いCD、昔でいうとレコード。今ならデータ配信もあって、「録音された音楽作品」のことをまとめて何と呼べばいいのか判りませんが、とにかく良い音で録音された音楽について。 音が良いというのを物理的に考えると、高い音から低い音までちゃんと録音できているとか、小さい音も大きい音もしっかり聴こえるということに尽きそうです。それなら、音の良さは機材の性能や音量バランスの調整といった録音技術の問題だけで決まるのかといったら、そうじゃないですね。 肝心の音楽がつまらなかったら、録音技術の良さも伝わらない。音の良し悪しには、ミュージシャンが楽器を良い音で鳴らしているとか、声が良いとか、それを活かせるだけの曲やアレンジの良さというコンテンツの質も関わってきます。音楽の表現の幅広さがあってこそ、録音技術も発揮される。音の良いレコードというのは

                                          音の良いCDアルバム(洋邦ジャンル不問50枚+α)
                                        • ギター・マガジン2023年3月号 特集:現代ジャズ・ギター入門 | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine

                                          ギター・ミュージックの新時代を切り拓く 現代ジャズ・ギター入門 ジャズ・ギターは常に進化を続けている。 ジャズ・ギター黎明期の1940~50年代には、アンプの技術向上によってビッグ・バンドのリズム隊からソリストへと開花し、管楽器のようななめらかなフレージングやピアニストのような芳醇なハーモニーを研究したことで、ジャズの基本であるビ・バップの礎を築いた。 さらにロックが台頭してきた時にはその激情的なサウンドも取り込み、ジャズ・ロック/フュージョンを先導した。 そしてカントリーなどの白人音楽、クラシック、アフリカや東洋の民族音楽、そしてヒップホップやテクノなどのダンス・ミュージック……音楽ジャンルも国境も越え、数多のサウンドや技術を吸収してきた。 そして“現在のジャズ”は、先端のハーモニーやテクニックなどを取り込み、今まで誰も聴いたことのないような音楽となっている。 今回はギター・ミュージック

                                            ギター・マガジン2023年3月号 特集:現代ジャズ・ギター入門 | ギター・マガジンWEB|Guitar magazine
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