公明党大会であいさつ後、同党の山口那津男代表(右)と両手を突き上げる岸田文雄首相=東京都千代田区で2022年9月25日、三浦研吾撮影 公明党の山口那津男代表が異例の8期目の任期に入り、2009年に代表に就いてから13年を超えた。今夏までは代表交代は既定路線で、党執行部も世代交代するとみられていたが、先送りされた。 先の参院選比例代表での得票数が目標の800万票に届かなかったことや、相次ぐ所属国会議員のスキャンダルで来春の統一地方選に対する不安が党全体に強まったことなどが背景にあるとされる。しかしもう一つ大きな理由があった。 「政治と宗教」 「統一地方選挙を乗り切るということが目下の最重要目標であり、その点での力を最大限に発揮できる体制を整えた」。山口氏は代表続投が決まった党大会後の記者会見で、新執行部人事についてこう述べた。幹事長など重要ポストで引き続きベテランを起用したことについては、衆