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梁啓超 康有為の検索結果1 - 8 件 / 8件

  • nix in desertis:2024受験世界史悪問・難問・奇問集 その1(慶應大)

    今年も書き上げることができたので公開する。いきなり告知から入るが,もうすぐ4巻が発売する予定なので,お買い求めいただけると幸いです。4巻の校正作業はほぼ終わっているが,この2024年の記事と作業時期が重なったので,今年は少し大変だった。 【速報】突然ですが『絶対に解けない受験世界史4』を出版します! 著者は稲田義智さん@nix_in_desertis です! https://t.co/orMarDPCeo pic.twitter.com/bMYXPPMiss — パブリブ (@publibjp) March 15, 2024 <収録の基準と分類> 基準は例年と同じである。 出題ミス:どこをどうあがいても言い訳できない問題。解答不能,もしくは複数正解が認められるもの。 悪問:厳格に言えば出題ミスとみなしうる,国語的にしか解答が出せない問題。 → 歴史的知識及び一般常識から「明確に」判断を下せ

    • 【2022年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

      今月は歴史専門書の数が多いです 2022年7月~9月の世界史関連新刊紹介です。 本記事はざっと流し読みをして気になる本をメモしていただくか、ブックマークして書店を訪れた際に見返すかして使っていただけるといいかと思います。今回も50冊あります。 今回は日本軍や太平洋戦争に関する書籍が多い印象です。 いつも多いんですが、今回は諸外国と絡めたアジア・太平洋地域の歴史として太平洋戦争を見るという視点があります。ウクライナ戦争や台湾海峡危機で改めて日本のすぐ近くに戦争があることが誰の目にも明らかになり、軍事費拡大や予防的な敵基地攻撃を容認するかという議論が盛んになり、改めてかつての戦争について問い直したいという思いが高まっているのかもしれません。 新書・文庫・選書 安価に楽しめる新書、文庫、選書。今期はかなりバリエーション豊かなです。個人的な注目は以下です。(すべて買いました) アメリカとは何か 自

        【2022年9月版】世界史関連の新刊50冊 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
      • 「中国が最も恐れる男」が見据える対中関係の急所

        今は「3度目の日本ブーム」だ ーー中国大使在任中は「中国が最も恐れる男」と言われました。民間人となったいま、日中関係の課題をどうとらえますか。 日中関係の基礎は経済交流と人的往来だ。とくに私は人的往来、なかでも中国から日本への人の流れに注目している。いま中国人が日本に大勢来ているが、私はこれを近代史で3回目の「日本ブーム」ととらえている。 アリババ創業者のジャック・マー(馬雲)氏などの有名人も日本に生活拠点を持っていることが知られている。この現象を、歴史を踏まえて観察することが必要だ。 ーーそれぞれ、どういうブームだったのでしょう。 1回目は、日清戦争が終結した1895年ごろに始まった。1898年に戊戌変法(清朝政府の体制内改革運動)が失敗すると、康有為、梁啓超などの改革派が日本に逃れてきた。孫文、黄興をはじめとする革命派も日本を拠点とした。 1905年に科挙が廃止されたことも、行き場がな

          「中国が最も恐れる男」が見据える対中関係の急所
        • 毒殺された世界史の人物と動物28名と2匹 - 歴ログ -世界史専門ブログ-

          殺し方として非常に一般的な「毒殺」 食べ物や飲み物に毒を混ぜて人を殺害する方法は、刃物で切ったり首を絞めたりする方法に比べて力もいらず、比較的容易と考えられます。ただし毒殺といっても単にメシに毒を混ぜるだけではないようです。 歴史上、毒殺された人間は数限りなくいるのですが、重要な人物と動物、28名と2匹選んでみました。 なお今回は「服毒自殺」は除外しており、「毒殺された」人物のみです。 1. ソクラテス(紀元前477年~紀元前399年) 陪審員に毒殺される ソクラテスは言わずと知れた古代ギリシャの哲学者です。 偉大な洞察力を持ち、誠実で自制心があり、議論が巧みであったとされ、彼の生き方や思想は西洋哲学に与えた影響は計り知れません。ソクラテス自身は何も著作を残していないことは有名です。彼の弟子であるプラトンやクセノフォンなどが残した著作の中で、ソクラテスとの会話が描かれています。 彼はもとも

            毒殺された世界史の人物と動物28名と2匹 - 歴ログ -世界史専門ブログ-
          • 「中国北部・朝鮮半島から文明が日本に渡来」説は根拠のない創作(宇山 卓栄)

            日本の教科書が教えてきたアジア史は、いわば中国中心の見方だった。「殷、周、秦、漢、三国、晋…」と、紀元前からの中国の王朝名を中学一年生で暗記させられた経験は誰でもあるだろう。しかし、それではアジア全体の歴史のダイナミズムを感じ取ることはできない。アジア史はもっと雄渾で、さまざまな民族が闘争を繰り広げてきた。彩り豊かなその歴史を、民族・宗教・文明に着目して世界史を研究する宇山卓栄氏の新刊『民族と文明で読み解く大アジア史』(講談社+α新書)からおもに日本と中国、朝鮮半島との関係について連載でご紹介する。今回はその三回目だ。→ 二回目はこちら 「世界四大文明」は中国の創作 エジプト、メソポタミア、インダス、黄河文明の4つを「世界四大文明」とする括り方は恣意的に創作されたものです。「四大」などと誰が決めたのでしょうか。それを決めたのは中国の思想家の梁啓超です。梁啓超は1898年、変法自強運動で清王

              「中国北部・朝鮮半島から文明が日本に渡来」説は根拠のない創作(宇山 卓栄)
            • 中島隆博『中国哲学史』(中公新書) 7点 : 山下ゆの新書ランキング Blogスタイル第2期

              4月5 中島隆博『中国哲学史』(中公新書) 7点 カテゴリ:思想・心理7点 「哲学」というと、どうしても西洋のものということになり、中国や日本のものは「思想」という形で括られることが多いですが、本書は、あえて「哲学」という言葉を使い、西洋哲学や仏教との比較や対話も試みながら、中国哲学の歴史を描きだしてます。 中国の思想を紹介する本は数多くありますが、基本的には諸子百家を中心にそれぞれの違いなどを論じたものが多いです。そうした中で、本書は、中国内の関係(例えば孔子と老子)だけではなく、中国の外から来た思想との関係(例えば儒教と仏教、キリスト教)を見ていくことで、より立体的な中国哲学の姿を構築しています。  索引なども入れれば360pを超える本で、内容的にも難しい部分を含んでいるのですが、今までにないスケールで中国の思想を語ってくれている本であり、中国社会を理解していく上でも興味深い論点を含ん

              • 『教養としての「中国史」の読み方』 - HONZ

                日本は、地理的に遠く離れた世界一の覇権国家であるアメリカと軍事同盟を結んでいる。そして世界第二の大国である近隣の中国が最大の貿易の相手国だ。現在、アメリカと中国の対立が激しさを増している。日本の立場はまことに辛いものがある。アメリカの機嫌を損ねない範囲で中国とも仲良くしなければ、日本の繁栄は覚束ないからだ。加えて、中国は理解がなかなかに難しい隣国ときているから、尚更である。 中国を理解するにはどうしたらいいか。人を理解するためには、その人の来歴、即ち履歴書を読むように、ある国を理解するにはその国の歴史を紐解くしか方法はない。しかし、中国4000年の歴史を紐解くのは大変だ。手練れの道先案内人が必要だ。本書は気鋭の碩学によるまたとない道標である。 本書は大きく3部構成をとっている。まず、Ⅰは、古代から現代まで受け継がれている「中国」のはじまりについて。なぜ、「1つの中国」をめざすのか、それはバ

                  『教養としての「中国史」の読み方』 - HONZ
                • 中国人の日本留学がブームだった時代:譚璐美氏が自著『帝都東京を中国革命で歩く』について語る

                  ニューヨーク在住のノンフクション作家・譚璐美(たん・ろみ)氏が、このほど早稲田大学の公開講座で自著『帝都東京を中国革命で歩く』の講義を行った。20世紀初頭、中国人の日本留学がブームになった時代があったという。辛亥革命、さらには中国共産党の創設に際し、彼ら日本留学組が果たした役割は大きかった。来日中の譚氏に話を聞いた。 譚 璐美 TAN Romi ノンフィクション作家。東京生まれ、本籍は中国広東省。戦前、国共内戦の動乱で、日本に逃亡して早稲田大学で学んだ共産党員だった父親と、日本女性を母親に持つ。慶應義塾大学文学部卒、元慶應義塾大学文学部訪問教授。著書に『中国共産党を作った13人』『革命いまだ成らず』『中国「国恥地図」の謎を解く』等多数。 「強い日本」の秘訣を学ぼう 公開講座のテーマは、譚璐美氏の著書『帝都東京を中国革命で歩く』(2016年7月、白水社刊)を題材にしたものである。20世紀初頭

                    中国人の日本留学がブームだった時代:譚璐美氏が自著『帝都東京を中国革命で歩く』について語る
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