京都市営地下鉄烏丸線には竹田駅から国際会館駅まで15の駅がある。 ふだん何げなく乗っていると、気づくことはないかもしれないが、実は車内の自動アナウンスで一つだけ、標準語ではなく、京都のアクセントになっている駅があるという。 烏丸線の自動車内アナウンスを長年担当するフリーアナウンサーの古賀智子さん=東山区=が、その駅名と裏話を教えてくれた。 1997年、…
京都市営地下鉄烏丸線の全15駅で2030年度までに、転落防止用の可動式ホーム柵が設置されことになった。烏丸線4駅(北大路、烏丸御池、四条、京都)ではすでに導入済みで、乗客は安全に、スムーズに乗り降りするのが日常の風景となっている。ただ、この日常は運転士たちが「職人芸」で支え、ホーム柵が全駅に整備されると、より運転士たちの技量が問われることになるといった事情はあまり知られていない。京都市の財政難という裏事情もからむ中、ホーム柵の現場を訪ねた。 1月中旬の朝。多くの通勤客らが待つ市営地下鉄の京都駅。ホームに電車が滑り込み静かに停車すると、電車の扉が開くのとほぼ同時に、ホーム柵が開いた。もはや当たり前の光景だが、市交通局高速鉄道部の運転士は「実は…」と、柵の仕組みを話し始めた。 烏丸線の4駅に設けられているホーム柵は、
全編成違うデザイン! 烏丸線の新型 京都市交通局が2021年度から、地下鉄烏丸線に40年ぶりとなる新型車両を導入します。その内装が、なかなかユニークです。 烏丸線の新型車両に設けられる「おもいやりエリア」の「立ち掛けシート」のイメージ(画像:京都市交通局)。 先頭車両(1号車、6号車)には、多目的スペース「おもいやりエリア」が設けられます。ここは車内両側の座席を取り払ったうえ、床の中央に衝立のような仕切りが設けられ、それが「立ち掛けシート」になっています。西武鉄道40000系電車の「パートナーゾーン」などに似通いますが、ここに“京都らしさ”が盛り込まれます。 仕切りの上部は、伝統産業の素材を飾り付けるガラス張りスペースになっており、全9編成18種類でそれぞれ異なる素材が飾り付けられるとのこと。第一編成には、西陣織と京友禅の生地が選ばれました。 このほか外観や内装には、伝統産業の金属工芸によ
京都市営地下鉄烏丸線では40年ぶりとなる新型車両20系がこのほど公開された。車内に「おもいやりエリア」を設置するなど、既存の10系とは一線を画す車両となっている。8月17日の関係者向け見学会で撮影した写真をもとに、新型車両について紹介する。 京都市営地下鉄烏丸線の新型車両20系。外観は丸みを帯びた近代的なスタイルに 新型車両の形式に関して、いまのところ公式サイト等で公表されていないが、京都市交通局のパンフレットに「20系車両」と紹介されていた。新型車両のコンセプトは、「みんなにやさしい地下鉄に」「京都ならではの地下鉄に」「愛着がわく地下鉄に」とのこと。設計にあたり、有識者らで構成された「地下鉄烏丸線車両の新造にかかるデザイン懇談会」の意見も盛り込んだ。 新型車両の車両寸法は、1両あたり長さ20,000mm、車体幅2,780mm(側板間)、最大高さ4,040mm(クーラキセ上面)。定員は先頭
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