奥羽本線の山形・秋田県境部が災害による不通から9か月ぶりに復旧。しかし、以前走っていた「電車」は消えました。「非電化化」を伴う復旧は異例ではありますが、果たして利便性はどう変わったでしょうか。 災害から9か月ぶりの復旧 ただし「非電化」で 2025年4月25日、奥羽本線の山形・秋田県境部にあたる新庄~院内間の運転が再開されました。24年7月の豪雨で不通になってから約9か月ぶりです。 拡大画像 奥羽本線横堀駅の3番線は新庄からの電気式気動車の発着ホーム。架線は張られていない(森口誠之撮影)。 ただ、純粋な“復旧”ではなく、「非電化化」しての運行再開となりました。電化設備の機能を停止し、気動車で運行を始めたのです。 主力の電気式気動車GV-E400系は、基本1両編成で新庄~院内~横堀間を1日7往復走ります。山形県側の新庄~真室川間1.5往復の区間列車にはキハ110も使用されます。昨年まで走って