スウェーデンのストックホルム近郊で先月31日、17世紀に作られた王冠が2人組の男に盗まれました。犯人は、モーターボートで逃走して姿をくらまし、現地のメディアは、白昼堂々と行われた事件を「映画のようだ」と伝え、騒ぎになっています。 目撃者の話では、犯人は大聖堂のそばの湖に用意してあったモーターボートに飛び乗って逃走したということです。警察が、ヘリコプターなどで逃げたボートを捜していますが、犯人は姿をくらまし見つかっていません。 地元の警察によりますと、盗まれた王冠は、17世紀にスウェーデンを治めていた国王のカール9世とクリスティーナ王妃のもので、高価な宝石や真珠の飾りつけが特徴だということです。 白昼堂々と行われたこの事件を、現地のメディアやインターネット上で、「スパイ映画のジェームズ・ボンドそのものだ」とか、「逃走劇は、ドラマのようだ」と伝えられ、騒ぎになっています。