【論文紹介】キセノン136の「ニュートリノを放出しない4重ベータ崩壊事象」の探索 MORE DETAIL 【論文紹介】太陽ニュートリノによる「エキゾチックな」相互作用の探索 MORE DETAIL 【論文紹介】季節変動によるsub-GeVダークマターの探索 MORE DETAIL
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宇宙で目に見える物質はたった5% 宇宙が何でできているかを調べてみると、われわれが知っている、陽子や中性子など”目に見える”(観測されている)物質は全体の約5パーセントにすぎません。その5~6倍は未知の物質(ダークマター)が占めていると考えられます。残りはダークエネルギーと呼ばれている正体不明のものです(図1)。これまで宇宙の観測に利用されてきたのは、主に光やX線、赤外線などの電磁波ですが、”暗黒”物質というのは、電磁波での観測では見ることができないため、”暗黒(ダーク)”という呼び名がついています。 ダークマター存在の証拠はいくつもある ダークマターは様々な観測からその存在が示唆されてきました。1970年代後半、渦巻き銀河の回転速度分布を観測し、銀河内の明るい星や星間ガスではない、光では観測できないが重力を感じる物質の存在を立証しました(図2)。また、非常に重い物質(すなわち大きな重力)
さて、次のような表現は正しいでしょうか? 「宇宙が誕生したのは138億年前なので、138億光年先までしか見えない」 「100億光年かなたの銀河の光は、100億年かかって地球に届いている」 どちらもよく見かけるものですが、正しくないです。 たしかに、宇宙が膨張していなければ、100億光年の距離にある銀河からの光が届くのに 100億年かかります。 しかし、実際の宇宙は膨張しているので、光が届く間に、その銀河は100億光年よりも遠くに行ってしまっています。 たとえるなら、銀河は動く歩道に止まっている人、光は動く歩道を逆走する人、のようなイメージです。 動く歩道上の同じ位置からスタートすると、逆走する人が歩道の始点に着くころ、歩道上に止まっていた人は、ずっと先まで進んでいるでしょう。 では、100億年かかって光が届くような銀河は、現在どのくらいの距離にあるのでしょうか? そして宇宙年齢138億年と
要点 火星隕石の水素同位体分析により火星地下に新たな水素の貯蔵層を発見 水素の貯蔵層は含水化した地殻か氷(凍土)として火星地下に存在 その存在量は過去に存在した海水量に匹敵する可能性を提示 概要 東京工業大学大学院理工学研究科地球惑星科学専攻の臼井寛裕助教らは、火星隕石の水素同位体分析に基づき、火星地下に新たな水素の貯蔵層が存在することを発見した。水素貯蔵量は過去に火星表面に存在した海水量に匹敵し、現在は地下に凍土あるいは含水化した地殻として存在していることを突き止めた。 水の主成分である水素の同位体組成[注1] は、惑星表層水の歴史を知る上で優れた化学的トレーサーだが、二次的変質や分析時の汚染の影響を受けやすいため、これまで信頼性の高い分析が行われていなかった。臼井助教は米航空宇宙局(NASA)ジョンソン宇宙センターとの国際共同プロジェクトにより、二次イオン質量分析計を用いた低汚染での水
[プレスリリース]予想外に巨大化した磁気嵐の原因は太陽風の「玉突き事故」 2015年7月2日 大学共同利用機関法人情報・システム研究機構 国立極地研究所 国立大学法人名古屋大学 国立極地研究所(所長:白石和行)の片岡龍峰准教授を中心とする研究グループは、磁気嵐の規模が巨大化する原因を解明しました。北海道で11年ぶりにオーロラが撮影された2015年3月17日の磁気嵐の規模は、世界中の専門家の予想をはるかに超えるレベル(過去10年で最大)であり、その原因解明が緊急の課題となっていました。片岡准教授らは、磁気嵐の2日前に太陽から噴き出したコロナ質量放出(強い磁場を帯びたプラズマの塊)が地球へ到達するまでの2日間に、後方から高速太陽風の追い風を受けるかたちで、さらに前方に渋滞していた低速太陽風を巻き込むことによって、最終的に「玉突き事故」のような状況になったため、磁気嵐の規模が非常に大きいものにな
2001年10月22日午前3時30ー35分、陸別町・私設陸別天体観測所より 北の空を撮影。赤い光がオーロラの光。緑の光は人工光である。 (提供:私設陸別天体観測所・津田浩之さん) 平成13年10月22日午前3時頃から4時頃(日本時間)にかけて、 北海道にある名古屋大学太陽地球環境研究所の陸別総合観測室で、 発達中の磁気嵐中において低緯度オーロラを観測した。 このオーロラはこの日の明け方1時48分(日本時間)から始まった 磁気嵐の主相において発生している。このオーロラの最大の明るさは 観測終了時の午前4時で約1000R(レイリー、明るさの単位、 観測波長は酸素原子の発光輝線である630nm)であった。陸別では 私設陸別天体観測所の津田浩之さんが肉眼で確認され、 銀河の森天文台ではNHKの方がハイビジョン撮影に成功されたようです。 翌22ー23日の晩も、陸別・母子里で北の空に赤い光が見えている
オーロラと低緯度オーロラの解説 塩川和夫(名古屋大学宇宙地球環境研究所) 目次 1.オーロラの解説 1.1.オーロラはどうして光るの? 1.2.オーロラにはどうしていろいろな色があるの? 1.3.オーロラの高さはどれくらい? 1.4.オーロラの高さと色の関係は? 1.5.オーロラを光らせる降り込み電子はどこから来るの? 2.低緯度オーロラの解説 2.1.低緯度オーロラってなに? 2.2.なぜ日本のような低緯度でもオーロラが見えるの? 2.3.赤い低緯度オーロラはどうしてできるの? 2.3.1.SARアーク 2.3.2.Broadband Electrons 2.4.低緯度オーロラを観測する機械 1.オーロラの解説 1.1.オーロラはどうして光るの? オーロラで光っているのは大気(空気)です。ではなぜ空気が光るか、と言うと、宇宙からやってきたプラズマと呼ばれる電子や陽子(おもに電子)が空気に
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