なぜAndroid搭載タブレット端末は売れなかったのか いきなり厳しい話から入りますが、振り返ればAndroid搭載タブレット端末のこれまでの歴史は「売れなかった歴史であった」といっても過言ではないくらいでした……。いろいろな調査結果が出ていますが、昨年(2011年)後半、Appleの「iPad」のシェアは70%前後を占め、Androidはその残りの大体を獲得したという結果であったようです(図1)。 1年前のAndroid搭載タブレット端末のシェアが“皆無”に等しかったことを考えれば大躍進であり、「iPadの将来が危ぶまれるだろう」と予想する方もおられます。しかし、山のように製品化されたAndroid搭載タブレット端末が“束になって掛かった結果”であることを考えると、やはり厳しい数字であるといわざるを得ません。何しろ、Android搭載タブレット端末を製品化しているメーカーは、Samsun