数日前、20年来お世話になっている某メーカーAV監督の作品を見ている最中、 たまたまボリュームを大きくしたところ、女優が喘ぎ声とともにこんな話をしているのがうっすらと聞こえてきた。 「監督が優しい言葉をかけてくれるから安心して体を任せられる」 「彼氏に帰ったらまた殴られるかもしれない。どうしよう?」 「気持よすぎて余計なことを話しちゃった。気持ちよくなることに集中します。ごめんなさい」 「私の家が貧乏だって話しちゃったから、もう1本撮影するって言ってくれた。ありがとうございます」 これらは女優の「セリフ」ではなく、男優と絡んだり愛撫の快感に身を捩らせているとき、喘ぎ声とともに発せられる「本当の声」なのだった。 監督はそういった女優たちのリアルな悩み、撮影時の不安を取り除きながら撮影を進めているのである。 ところがこの監督はさすがにベテランだけあって、かなりボリュームを上げてもボソボソとしか
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