【栗田優美】奈良県は25日、自殺率が全国で最も低い理由を検証した調査結果を公表した。宗教者の日常的な活動が自殺予防の一助になっているとみている。 内閣府がまとめた資料によると、2011年の10万人あたりの自殺者数を示す自殺率は奈良県は17.4人(全国平均24.1人)と全国で最も低かった。そこで奈良県は、近畿で最も高い24.5人の和歌山県と共同で20歳以上の男女を対象に意識調査をし、2783人から回答を得た。 「これまでに自殺を考えたことがある」と答えた奈良県の305人のうち、5.6%にあたる17人が自殺を思いとどまった要因として「宗教に助けられた」を挙げた。一方、同じ要因は、和歌山県では「過去1年間に自殺を考えた」と回答した133人のうち2人(1.5%)だった。 続きを読むこの記事の続きをお読みいただくには、会員登録が必要です。登録申し込みログインする(会員の方)無料登録で気軽にお試し