阪神の平野恵一内野手(33)が8日、1軍登録日数が8年に達し国内フリーエージェント(FA)権を取得。この日の広島戦(ハードオフ新潟)でも、3回に適時打を放つなど勝利に貢献した。 これで今オフには去就が注目されるひとりとなったが、すでに南信男球団社長(57)は「大事な戦力なので“頼むぞ”と話はしている」と流出阻止の構えだ。 2010年と11年にゴールデングラブ賞を受賞。守備力だけでなく、10年はリーグ2位の打率・350を残すなど打力も兼ね備える。 たとえば、現在二塁手に絶対的レギュラーがいない巨人。球団関係者は「本人に意思があるなら、もちろん『おいで』という選手。ただ、ウチも金に糸目をつけないでいく余裕はなくなってきた。それに、ファンの反応を考えると勇気のいることだから…」と話す。 1億9000万円という高額年俸、レギュラークラスで阪神から巨人に直接移籍した前例がないことなど、ハード